中日スポーツ5/20(水) 14:22配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200520-00010028-chuspo-spo
https://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/sports/news/images/PK2020052002100216_size0.jpg

 世界も即座に反応した。日本外国特派員協会(FCCJ)の月刊誌に、東京五輪の大会エンブレムと新型コロナウイルスのイメージを掛け合わせたデザイン画が掲載された。大会組織委員会は19日、これを取り下げるよう求めていると発表し、世界のメディアもこれを報じた。

 AP通信は「東京組織委員会、新型コロナウイルスを模した五輪エンブレムのパロディーに激怒(incensed)」と、激烈な感情レベルを示す単語で報道。組織委が「誠に遺憾」とデザイン撤回を要求したが、19日時点でFCCJから回答がないことと、AP通信のコメント要請にも返信がないと報じた。

 英国のニュースサイト、インサイド・ザ・ゲームズは「東京2020が『無神経』と糾弾。コロナウイルスと五輪ロゴの合成に」の見出しで報道。インド放送局のニュース18(電子版)は「東京組織委員会が大会ロゴと新型コロナウイルスの組み合わせを非難し、日本外国特派員協会に『取り下げる』ようリクエストした」と報じた。

 問題となっているデザイン画は、同協会の月刊誌「NUMBER 1 SHIMBUN」が4月号の表紙に使用。大会エンブレムの周囲に新型コロナウイルスを連想させる「T」の足を19本付けた意匠で、下に同ウイルスの呼称「COVID―19」が記されている。