ブンデスリーガ第26節が16日に行われ、ドルトムントとシャルケが対戦した。

 約2カ月ぶりにブンデスリーガが再開された。新型コロナウイルス感染拡大により、1部と2部ともに3月13日から中断していたが、5月16日から欧州主要リーグで最も早いリスタートを果たした。

 再開初日でさっそくドルトムントとシャルケによる“ルール・ダービー”が実現した。ホームのドルトムントは、主将のマルコ・ロイスら主力を負傷で欠き、ジェイドン・サンチョはベンチスタート。17歳MFジョヴァンニ・レイナはスタメンに入っていたが、試合前のアップ中にケガをして先発デビューはお預けに。代わりにトルガン・アザールが先発出場した。

 一方のシャルケは、中断前に負傷離脱していたサリフ・サネ、ダニエル・カリジュリ、スアト・セルダルらがスタメンに復帰した。なお、両チームのベンチには監督やコーチなどが距離をとって座り、両チームの控えメンバーは本来ならば客席エリアである場所に一定の距離を取って設置された特設ベンチで試合を見守った。

 無観客で行われた試合は、ドルトムントが29分に先制に成功した。ユリアン・ブラントのヒールパスでアザールが右サイドに抜け出し、DFとGKの間に鋭いクロスを供給。走り込んだアーリング・ハーランドが左足で合わせて先制点を挙げた。再開後のブンデスリーガ第1号を決めたハーランドは体を揺らすようなゴールパフォーマンスを披露。チームメイトもちゃんと距離を取って祝福していた。

 ドルトムントは45分、ラファエル・ゲレイロがブラントのスルーパスでペナルティエリア左に抜け出し、落ち着いてシュートをゴール右隅に沈めて追加点。後半立ち上がりの48分にはカウンターを仕掛けると、ブラントのパスを受けたアザールがエリア前から右足シュートを突き刺してリードを3点に広げた。

 さらにドルトムントは63分、左サイドから切り込んだゲレイロが、エリア前のハーランドとのワンツーでエリア内に抜け出すと、左足で押し込んで4点目。一方のシャルケは最大5人となった交代枠を全部使ったが、反撃は実らず。試合はこのまま終了し、ドルトムントが完勝でシャルケとのダービーを制した。

 次節、ドルトムントは23日にアウェイでヴォルフスブルクと、シャルケは24日にホームでアウクスブルクと対戦する。

【スコア】
ドルトムント 4−0 シャルケ

【得点者】
1−0 29分 アーリング・ハーランド(ドルトムント)
2−0 45分 ラファエル・ゲレイロ(ドルトムント)
3−0 48分 トルガン・アザール(ドルトムント)
4−0 63分 ラファエル・ゲレイロ(ドルトムント)

【スターティングメンバー】
ドルトムント(3−4−3)
ビュルキ;ピシュチェク、フンメルス、アカンジ;ハキミ、ダフード(87分 ゲッツェ)、デラネイ(68分 バレルディ)、ゲレイロ(87分 シュメルツァー);アザール(79分 サンチョ)、ハーランド、ブラント

シャルケ(3−4−3)
シューベルト;トディボ(46分 ブルクスタラー)、サネ、ナスタシッチ;ケニー(87分 ベッカー)、マケニー、セルダル(73分 シェプフ)、オツィプカ;カリジュリ(76分 ミランダ)、ラマン(46分 マトンド)、アリ

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200517-01070791-soccerk-socc