日本一に輝いたこともある愛媛県の松山大学の女子駅伝部で、監督から部員への指導が「アカデミックハラスメントにあたる」と大学が認定していたことが分かりました。監督側はこれを不服とし、「異議申し立て」を行いました。

松山大学女子駅伝部を巡っては、去年11月、9人の部員から「監督からのハラスメント行為があった」と大学に申し立てがあり、監督が指導から外れていました。

関係者によると、大学のハラスメント防止委員会は、大西監督が部員に対して「もう辞めていいよ」と退部を迫るような発言があったことや、ダンベルを投げるなど9つの行為が、教育上不適切な言動、アカデミックハラスメントに該当すると先月、認定。

監督側は「事実と違うほか十分な反論機会も与えられていない」として15日、大学側に異議申し立てを行いました。

松山大学女子駅伝部・大西崇仁監督「大学が認定している内容自体が確かなものではないということで、まずは(申立書)をしっかりと検討してもう一度、再調査をしてもらいたい」

大学は「内容を精査して今後の対応を検討したい」としています。

テレビ愛媛 2020.5.16
https://www.fnn.jp/articles/-/42624