4/30(木) 18:24配信 スポーツ報知
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 日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱・大乃国)は30日、電話での代表取材に応じた。新型コロナウイルス感染拡大で、政府が5月6日までとしていた全国の緊急事態宣言を延長する見通しであることを受け、夏場所(5月24日初日・両国国技館)の開催について言及。「何も決まっていない状況で、何も口にすることはできない」とした上で、「延長がどういうふうに出るか、慎重に考えていきたい。我々の社会も世間に大きな影響を与える。しっかり見極めないといけない」と話した。

 夏場所の開催はすでに、2週間延期されている。緊急事態宣言の延長される期間によっては、初日の24日以降も宣言下に該当する可能性が出てくる。仮に延長期間が初日にかぶった場合の場所開催について、芝田山部長は「いろんな見方があると思う。専門家の意見を聞きながら考えていく」。場所開催を諦めないという姿勢に、現時点では変わりないとしつつ「(5月)6日以降どういった状況になるか。日本政府の要請に沿って対応していく」とした。

 協会では10日に最初のコロナ感染者が報告され、25日には親方、関取を含む新たな6人の感染者が発表された。25日の感染者6人についてはこの日、退院が報告されたが、最初に感染した力士については現在も入院中だという。今後の協会役員による開催可否に関する話し合いについて、芝田山部長は「集まれる状況ではない。通信を使いながらどうするか、理事会をどういう形で行うか考えないといけない。手順が大事」と話した。