4/16(木) 4:00 スポーツ報知
元Kalafina・KEIKO、5月ソロデビュー 作詞初挑戦や疾走感あるナンバーも
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ソロシンガーとしての新たな挑戦に意欲を燃やすKEIKO
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 19年3月に解散した女性3人組ボーカルユニット「Kalafina」の元メンバー、KEIKO(34)が5月にソロデビューする。このほどスポーツ報知の取材に応じ、新たな挑戦への意気込みを語った。

 解散から約1年。深みのある美しい低音が帰ってくる。10年の思いが詰まったグループを離れ「また音楽と向き合うには少し時間が必要」としばらく休養していたKEIKOは、着付けの資格を取ったり、カンボジアの遺跡群を見に行くなどして過ごしていたという。

 あるとき、関係者から「どんな歌を歌いたい?」と問いかけられ我に返った。「サッと答えられなくて、そんな自分にショックで…。『じゃあ探そう』っていうきっかけが生まれました」。他ジャンルの音楽を聴くなどして、自分の表現の道を模索し始めた。

 「探した結果、答えはなくてもいいのかな、って。目標を決めて、目指していくのが自分のスタイルだと思っていた。でも新しく出会う人たちと、先が読めないものにトライしていくことも楽しいと思えるようになりました」

 この春から、小栗旬、miwaらがいるトライストーン・エンタテイメントに所属。5月にエイベックスから「命の花」「Be Yourself」を配信リリースする。「命―」は作詞に初挑戦。「Be―」は疾走感のあるナンバーで、いずれも新たな魅力が引き出されている。「大好きなメロディーに詞をつけたり、『聴く専』として好きだったけど、絶対に自分では歌わないタイプの曲を歌ってみたり。『こうしてみたら?』という提案にNGを出さず、全力で向き合いたい」と燃えている。

 もちろん、これまで歩んできた道も宝物だ。「今までも、これからも、Kalafinaの音楽を大事にしていく気持ちは変わらない」とキッパリ。その上で「ステップアップするという意味も込めて、私を知ってくださっている方にも知らない方にも、ソロとして新しい音楽を届けていきたい」と語る。秋にはアルバムをリリースし、ツアーも予定している。「『挑戦する』という思いはすごく強い。エネルギーがわいてくるような、KEIKOの音楽を楽しみに待っていてほしい」と呼びかけた。

 ◆「1日も早く…」コロナ収束願う

 インタビューは3月下旬に行ったが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、KEIKOは「現在、活動自粛が続いている業界において、今は私も皆さんと同じ様に大切な人を守るべく行動をしていきたいと思っています」とコメントを寄せた。「日に日に変化する状況ではありますが、柔軟に、そしてしっかりと受け止め、身近な人と支え合いながら乗り越えて行けたらと思います。一緒に乗り越えましょう。1日も早く皆さんと音楽ができる日がきますように」と収束を願った。

 ◆KEIKO(けいこ)1985年12月5日、東京都出身。34歳。2008年から梶浦由記プロデュースによる3人組ボーカルユニット「Kalafina」の一員として活動し、美しいハーモニーは日本のみならず海外からも人気を博す。19年に解散。身長156センチ。血液型B。

(おわり)