8日放送の『サンデー・ジャポン』(TBS系)では、現在感染が拡大されている新型コロナウイルスが話題に。実業家・杉村太蔵のコメントに、ネット上では賛否の声が渦巻いている。


■繁華街には学生の姿

先月27日に、政府より発表された全国の小中高校や、特別支援学校への臨時休校要請。各学校からも生徒に向け、「不要不急の外出は控えるように」とのお願いが出されている状況だ。

そうしたなか番組では、「外で遊んでいる生徒もいるのでは」との仮説のもと、都心の繁華街を取材。VTR上では「遊びに来ちゃいました」「家にいるだけはつまらない」と話す多くの学生の姿が写された。

■爆問・太田は反論

こうした状況を受け、杉村は持論を展開。重症化リスクが年齢に応じて高くなっていくという前提のもと、「元気な若者を家に閉じ込めるんじゃなくて、元気なお年寄りを家に閉じ込めたほうが感覚的には合う」と主張する。

これに対し、爆笑問題の太田光は「(高齢者は)一定期間ひとつの場所にいることによって、身体に与える影響とか、精神的な影響とか(が大きい)」と反論。スタジオでも意見が分かれるかたちとなった。

■視聴者からも賛否

杉村のこのコメントに、ネットの意見も割れた。賛成派からは「強引な考え方かもしれないけど、感染リスクの観点からは合理的」「あくまでピーク期間という話であれば納得」といった声が。

一方、否定派からは「高齢者が家に居続けると、身体が動きづらくなったり、別の問題が発生する」「こういう大括りな意見が広まるのは怖い」といった声が見られた。

■10代からの支持が多い?

しらべぇ編集部が全国の10〜60代の杉村太蔵を知っている人1,475名を対象に意識調査を実施したところ、全体の3割弱の人が「コメントに納得できる」と回答する結果に。年代別にみると、10代からの支持が圧倒的に多いことが分かった。

意見が割れた杉村の提案だが、子供を養っている家族、また高齢者を介護する家族、そういった受け取る側の環境によっても、その感想は大きく変わってくるのだろう。

https://news.nifty.com/article/item/neta/12189-20162273271/
2020年03月08日 12時00分 しらべぇ