0001すらいむ ★
2020/02/25(火) 18:34:33.51ID:2P6Ik7zL9ネット上で「アゲアゲさん」と呼ばれる、「将棋ユーチューバー」折田翔吾アマ(30)が25日、念願のプロ入りを果たした。
東京・千駄ケ谷「将棋会館」で行われた棋士編入試験5番勝負第4局で、本田奎(けい)五段(22)を下した。
これで3勝1敗とし、合格。
4月1日付で四段となり、フリークラスに編入される。
過去、この方式でプロになったのは05年の瀬川晶司現六段(49)、14年の今泉健司現四段(46)に次いで3人目となる。
回り道の末に夢をかなえた。
本田は棋王戦5番勝負の挑戦者。
昨年暮れ、プロデビューから1年4カ月と史上2番目の速さでタイトルに初挑戦した期待の若手試験官を前にしても、落ち着いていた。
「試験の内容を見る限り、慎重だった。いい状態で戦えたのでは」と瀬川六段は分析した。
2011年(平23)4月から16年3月まで在籍したプロ棋士養成機関「奨励会」三段リーグでは、「26歳までに四段になれなければ、退会」という年齢制限で道を断たれた。
それでもあきらめず、アマ棋戦で強豪の仲間入りを果たした。
昨年8月にアマ枠で参加したプロ公式戦での直近成績を10勝2敗とし、編入試験の受験資格を得た。
今回の試験の受験料(50万円)は、クラウドファンディングで募った。
「たくさんの人の応援を力に」との今泉四段の助言を得た。
約500人から500万円以上が集まった。
受験料のほかは「試験に向けての準備、練習対局の遠征費などに使った」という。
すべては合格のためだった。
瀬川六段はアマ仲間、今泉四段は勤務先の介護施設の人たちを中心に、背中を押してくれた。
折田アマには多くのファンが賛同してくれた。
同じ合格仲間の瀬川はこう歓迎している。
「前期の銀河戦で負かされたので、指してみたい」。
折田はプロという土俵で、勝って恩返しするしかない。
日刊スポーツ [2020年2月25日18時24分]
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202002250000682.html