元SMAPの中居正広(47)が21日、東京・六本木のテレビ朝日で会見を開き、「3月いっぱいをもちまして退所することになりました」とジャニーズ事務所を退所することを明らかにした。
退所の理由について中居は、SMAP解散後に次のステップに向けて意欲がわかず、「環境を変えないといけないと思った」と胸の内を明かした。

 中居は冒頭、集まった報道陣に「ただ今より私、中居正広。退所ロングインタビューを開催したいと思います」とMCとして活躍するだけに自身で進行し、笑わせた。
続けて「3月いっぱいをもちまして退所することになりました。まだ、あと1カ月ちょっとあるんですが、これまで通り、4月以降もできる限りのことをやりたいと思います」とファンを安心させた。

 退所の気持ちが生まれた時期を問われ、「解散して、僕に限らずですが、メンバーも一休みみたいな時期だったんじゃないかなと思います」とグループの解散が契機となったことを切り出した。
SMAPは2016年12月31日に解散。中居と木村拓哉はジャニーズ事務所に残り、草なぎ剛、稲垣吾郎、香取慎吾がそろって独立した。

 中居は「30年近くやってましたから、燃え尽きじゃないですけど、次のステップに進むのにどうしたらいいかなと。20代、30代のようなぎらぎらした感じのものを、解散してからいつ
わき出てくるものなのかなと思っていたんですけど、意欲というか、『よし、次』という感じにならなかったのかなぁ」と話した。

 退所について事務所側と話をしたのは「去年の春。5月から6月くらい」だったという。しかし、ジャニー喜多川社長が7月にくも膜下出血で倒れ、帰らぬ人となった。
中居は「僕どころでもないと。僕自身もそうですし。容体がどう変化していくかも見通しがつかない状況だったので」と振り返った。

 ジャニーさんのことが落ち着いて「夏が終わって、秋にかけてお話をしようかなと思っていたんですが、また誰々がやめるとか、グループから抜けるとか、これ見てたらやめられないと思ったんです」
と後輩が抜けていくのを見て、自分のことを後回しにせざるをえなかったと述べた。関ジャニ∞の錦戸亮が昨年9月に退所を発表した。

デイリースポーツ
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