2/19(水) 7:00配信THE TENNIS DAILY
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200219-00000002-tennisd-spo
「ATP500 リオデジャネイロ」(ブラジル・リオデジャネイロ/2月17日〜23日/クレーコート)の大会初日。男子シングルス1回戦のチアゴ・ザイブチ ビルチ(ブラジル)対アレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)の試合は大いに荒れた。

発端は第1セット、ゲームカウント5-5でダビドビッチ フォキナがブレークポイントを握られた場面でのこと。ダビドビッチ フォキナはこの重要な場面でアンダーサーブを使用。ザイブチ ビルチを慌てさせ、3球目でしっかりダウン・ザ・ラインを決めてピンチを守った。

ただ、地元選手を相手にアンダーサーブを使われた観客は激怒。ダビドビッチ フォキナはブーイングを浴び、360度すべてが敵となった。

さらに観客の行為はエスカレート。ダビドビッチ フォキナがダブルフォルトをした際は歓声が送られるなど、マナーは悪い状態に。サーブの準備中にボールを落としてしまっただけでブーイングの嵐となり、ダビドビッチ フォキナも観客に対して怒っていた。

だが、これだけでは終わらない。あろうことか、第2セットのタイブレーク、セットポイントを握られた場面で、ダビドビッチ フォキナはまたしてもアンダーサーブを使用。ザイブチ ビルチはリターンの準備ができておらず、今度はそのサーブを拾えなかった。しかも、線審がフォルトとコールしたものを、主審がインに変更してサービスエースになるという悪い状況に。

当然ザイブチ ビルチと観客は激怒。観客のマナーに苛立っていたダビドビッチ フォキナも怒り、大揉めになった。

この試合は最終的にザイブチ ビルチが5-7、7-6(3)、7-5で勝利。荒れた試合となったが、多くの観客にとっては納得のいく結果となった。

(テニスデイリー編集部)