JFLのいわきFCから、チリ1部クラブへの移籍に向けて渡航していた19歳のFWバスケス・バイロンは、同国の名門クラブであるウニベルシダ・カトリカに加入することが決定的となったようだ。チリ『ADN』などが18日に伝えた。

 チリ出身のバスケス・バイロンは少年時代から日本で過ごし、青森山田高校で第97回全国高校サッカー選手権大会優勝に貢献。大会の優秀選手や日本高校サッカー選抜にも選出されていた。

 高校卒業後は東北リーグのいわきFCに入団。チームは今季からのJFL昇格を決めたが、バスケス・バイロンはチリ1部リーグの複数クラブからのオファーを受けたとして、移籍に向けた手続きのため渡航することが1月5日に発表されていた。

 チリでの報道によれば、現地でのトライアルなどを経て、ウニベルシダ・カトリカに加入することが決定的となったようだ。すでにサインを済ませたとの報道もある。当面はU-20チームでのプレーが見込まれるとのことだ。

『ADN』はバスケス・バイロンへのインタビューも行っている。「代理人がウニベルシダ・カトリカにビデオを見せて、僕を見てみたいと言われた。U-20チームで練習して、何日かは(トップチーム監督のアリエル・)オランにも見てもらった。全てうまくいった」と入団への経緯を語っている。

「欧州でプレーすること、チリ代表でプレーすることが夢だった」ともバスケス・バイロンは語る。「トップチームに呼ばれてデビューを飾りたい。クラブとチリ代表に貢献できることを示したい」と意気込みを口にしている。

 ウニベルシダ・カトリカは14度のリーグ優勝などを達成しているチリ屈指の名門クラブのひとつ。日本で育った若手選手が母国での新たな挑戦をスタートさせることになりそうだ


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2/19(水) 18:22配信
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