2015年以来5年ぶりの開催となった「若尾文子映画祭」では、増村保造監督作「刺青」の4Kデジタル修復版が世界初披露される。また溝口健二による「赤線地帯」、小津安二郎による「浮草」、川島雄三による「しとやかな獣」の4Kデジタル修復版のほか、「女は二度生まれる」「卍」「青空娘」などを含めた全41本が本映画祭のラインナップに入った。

若尾は「当時は朝から晩までずっと撮影所に暮らしているような生活で、ただただ無我夢中の日々でした」とコメント。「仲間たちと懸命に作り上げた作品は今でも私の大切な宝物です」とも述べている。映画祭初日に劇場で発売されるパンフレットには若尾の映画スチールやロングインタビュー、出演作から抜粋したセリフ集を収録。加えて、若尾の声に言及した姫野カオルコのコラム、「初めて買った本が若尾さんの本」だったという柄本佑のエッセイも掲載されている。

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映画ナタリー 2020年2月17日 19:15
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