ジェリー・ブラッカイマー製作総指揮の大ヒット犯罪捜査ドラマ『CSI:科学捜査班』。2000年10月に米CBSで始まった本シリーズは今年で20周年となる。それを記念して、CSIイベントシリーズを企画していることがわかった。米Deadlineなどが報じている。

ジェリー・ブルックハイマーをはじめ、脚本家のジェイソン・トレーシー(『エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY』)、CBSテレビスタジオらが企画している本イベント作は、ラスベガスを舞台にした『CSI:科学捜査班』の続編になると言われている。

期待したいこの企画だが、ファンの希望はこの続編にオリジナルキャストメンバーが出演することだろう。初回からシーズン9までギル・グリッソムを演じたウィリアム・ピーターセンと、前シーズン出演したサラ・サイドル役のジョージャ・フォックスに声がかかっていると言われているが、正式な回答はまだ発表されていない。関係者によると、プロジェクトはまだ初期段階にあり、予算の関係で実現しない可能性もあるそうだ。本件に関して、CBSおよびCBSテレビスタジオの担当者からはコメントが得られていない。

2000年に全米で始まった『CSI:科学捜査班』は、ギャンブルの街ラスベガスを舞台に、最先端の科学捜査テクニックを駆使して難事件に挑むCSI(科学捜査班)チームの活躍を描いたもの。20年前の2000年10月6日に始まった当初は、金曜日という人々が外出していることが多く視聴率の取れない曜日設定にも関わらず大ヒット。人気を維持したまま2015年9月に、2時間スペシャルでシリーズフィナーレとなった。また、『CSI:マイアミ』『CSI:NY』『CSI:サイバー』とスピンオフ4作品が生まれ、総額10億ドル(約110億円)をもたらした大人気シリーズだ。

『CSI:科学捜査班』のオリジナルキャストにはウィリアムとジョージャの他に、マージ・ヘルゲンバーガー(キャサリン・ウィロウズ役)、ゲイリー・ドゥーダン(ウォリック・ブラウン役)、ジョージ・イーズ(ニック・ストークス役)、ポール・ギルフォイル(ジム・ブラス役)ら。シーズン10からはウィリアムの代わりにローレンス・フィッシュバーン(レイモンド・ラングストン役)、そしてシーズン12からはテッド・ダンソン(D・B・ラッセル役)が出演していた。

この新たな企画の脚本家と言われるトレーシーは、『Just Legal(原題)』のスタッフライターとしてキャリアをスタートし、『バーン・ノーティス 元スパイの逆襲』も手がけている人物。もしCBSが、本シリーズをリバイバルするとなると、『24 -TWENTY FOUR-』『HEROES/ヒーローズ』『X−ファイル』に続く大ヒット作の復活となるだろう。気になるファンも多い本件の続報が入り次第、お伝えしていきたい。(海外ドラマNAVI)

2020.02.12 20:00
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