当初から長濱は、平手の好敵手となり得るポテンシャルを秘めていると目されていた。そして予想通り、長濱はその才能を開花させる。

「長濱さんはタイトル曲で平手さんの真後ろのポジションいわゆる『裏センター』に配置されることが多く、
その言葉通り、裏で欅坂46を支えていました。個人としても活躍の場を広げていて、『くりぃむクイズミラクル9』(テレビ朝日)など様々なクイズ番組にも出演。
頭が良く、番組でも重宝されていた。さらに、2017年12月に出した写真集『ここから』(講談社)は21万部のベストセラーになっています」(スポーツ紙記者)


平手や平手派のメンバーは長濱を面白く思っていない


秋元氏や運営による長濱の特別扱い、そして大活躍を、平手や平手派のメンバーたちは面白く思っていない様子だったという。
前出の欅坂関係者が打ち明ける。

「平手さんがなぜ合同選抜をあれほどハッキリと拒否したのか。答えはハッキリしています。長濱さんや”ひらがな”への拒否反応があったんです。
平手さんが秋元さんに直談判した後、合同シングルの企画が中止になるばかりか、長濱さんに対して運営は
『“漢字”か“ひらがな”か、どちらか選んでくれ』と決断を迫ったのです」

長濱は欅坂46の2枚目のシングル「世界には愛しかない」から4枚目のシングル「不協和音」まで、”漢字”と”ひらがな”を兼任してきた。
だが、平手の猛反対で合同選抜の話は流れ、”漢字”と”ひらがな”の独立独歩の方向性が固まり、兼任は許されない情勢となった。長濱は運営から選択を迫られた。

長濱は悩んだ揚げ句、欅坂46で活動することを選んだ。合同選抜中止直後の2017年9月25日、
長濱の「兼任解除」と「欅坂46専任」が公式ホームページで発表された。

「平手さんの『選抜にするならもうやりません』という発言を重く受け止めた運営は、両グループを混合して売り出していくことを諦め、
完全に別物として扱うということになったのです。長濱さんが決断した欅坂46専任という選択は苦渋の決断でもあったはずです」(同前)


「ある“漢字”メンバーが長濱さんの陰口を」


平手と長濱の関係性を知る、別の欅坂関係者が真相を明かす。
「”特別枠”のはずの長濱さんの人気が急上昇したことをよく思わない”漢字”のメンバーがいたのです。
実際、彼女に嫉妬した、ある“漢字”メンバーが長濱さんの陰口を口にしていると、当時はよく聞きました。

例の平手派の一人ですよ。グループとしての活動よりも個人としての活動が目立っていたことも、標的となった理由のようでした。
あとからグループに入ってきた長濱さんにとっては、かなり辛い状況だったはずです。

けやき坂46では常にセンターを務めていた長濱さんですが、長崎の田舎から出てきたばかりの素朴な女の子で、元来引っ込み思案な性格。
チームのセンターは相当な重圧だったようです。さらに同期がいないのも大きかった。

長濱さんは、“ひらがな”メンバーからはずっと『ねるさん』と呼ばれ、どこか他人行儀な扱いを受けていた。
長濱さん自身も他のメンバーに馴染めずにいました。

長濱さんが“漢字”に残る決意をしたのは、メンバーの志田愛佳さん(21)の存在が大きかったようです。
心無い陰口に悩んでいた長濱さんですが、志田さんは同い年ということもあり、何でも話せる間柄だった。

志田さん自身もグループに対しての不満からライブやイベントを欠席しがちになっていた。
2018年春に志田さんの地元である新潟を2人で訪れていたのが、ファンに目撃されて話題になっていましたが、あれもそういった相談の流れでの小旅行だったようです」

結局、志田は2018年11月16日に卒業。そして、後を追うように長濱も2019年7月30日にグループを卒業した。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200208-00032968-bunshun-ent&;p=5