カタール戦に見えた3つのプラス要素と5つのマイナス要素

アジア各国が東京オリンピックを目指して競い合うU-23アジア選手権での日本の戦いが終わりました

 日本は開催国枠により出場は決まっていますが、他のチームにとってはここで出場権を獲得しないといけません。本気のアジアのチームに対して、日本はどこまで闘えたのか、以前行なった2試合も含め、カタール戦を中心に僕なりに考えてみました。

 今回の大会の会場は、タイ。つまり高温多湿。日本にもオリンピック開催時期は、温暖化により、東南アジアのような蒸し暑さがあります。オリンピック会場と似た環境で、どのように闘ったのか。まずは昨日終えたばかりのカタール戦を振り返ります。

 過去2戦からスタメンを数名ずつ入れ替えながら戦った日本ですが、戦術的な部分で目につくことが多くありました。カタール戦の前半アディショナルタイムには退場者も出たので、後半に関しては後で全体の考察に入れるとして、前半を分析してみます。

 ポジティブな点は、3点。

 まず1つは、自陣からのビルドアップの際、ボランチが助けに入って奪われずに相手を押し込む事が出来たこと。

 2つ目は、押し込んだ中で、サイドチェンジをすることで数的同数まで持っていき突破を図れたこと。特に相馬選手は、1対1の状況を作ってもらえれば、ほぼクロスを上げることができていました。

 3点目は、ボランチの飛び出し。田中駿太選手が裏に飛び出し、相馬選手からのパスからキーパーと1対1の場面が生まれました。

つづく

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200116-00068862-sdigestw-socc

写真https://amd.c.yimg.jp/amd/20200116-00068862-sdigestw-000-4-view.jpg