プロレスラーの佐野巧真(54)が7日、自身のフェイスブック上で現役引退を表明した。

 佐野は1月4日と5日の新日本プロレス東京ドーム大会に本名の佐野直喜として出場。獣神サンダー・ライガーの引退記念タッグ戦に臨み、4日には8人タッグで対戦、5日にはタッグパートナーを務めた。「“獣神サンダー・ライガー”選手、31年間お疲れ様でした。そしてありがとうございました! ライガー選手の引退試合に出場させて頂いたこと本当に感謝致します。そして私ごとですが今回限りで現役を卒業し“焼肉巧真”のオヤジとして頑張って参ります」とつづり、自身も現役を引退する意向を明かした。

 佐野は北海道・苫小牧の出身。高校卒業と同時に新日本プロレスに入門し、84年3月3日の仲野信市戦でデビュー。メキシコでの武者修行を経て、89年にはライガーを破ってIWGPジュニアヘビー級王座を獲得。90年にSWSへ移籍後もSWSジュニア王座を獲得し、92年にはUWFインターナショナルに参戦。キングダムやPRIDE、バトラーツやノアにも参戦するなど、幅広いファイトでファンに愛された。

 今後は自身が経営する焼き肉店「焼肉巧真」の経営に専念する。ジュニアで一時代を築いたレスラーがまた一人、リングを去った。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200107-01070100-sph-fight