大相撲初場所を8日後に控えた4日、東京都墨田区の宮城野部屋で幕内の石浦(29)と幕下の宝香鵬(30)が
2人で稽古をしている際に拳を振るって殴り合いのけんかとなり、稽古場にいた白鵬に制止された。
2人は同学年だが入門は宝香鵬が6年早い。

相撲協会が暴力問題の再発防止に全力を注いでいるときであり、
師匠の宮城野親方(元幕内竹葉山)はすぐに伊勢ケ浜一門の高島理事(元関脇高望山)ら相撲協会に事態を報告した。

稽古が始まりしばらくすると険悪な雰囲気となり、石浦が宝香鵬を寄り倒すと互いに手が出た。
師匠は「やめろ!」と乱暴な内容にくぎを刺したが、その後も宝香鵬に寄り切られた石浦が再び拳を振るい、宝香鵬もやり返す状態に。
見かねた白鵬が、「いいかげんにしろ!」と間に割って入って稽古を終えた。

石浦は「熱くなったっすね。冷静に稽古しないとだめ」と反省。
宮城野親方も「(相撲協会に報告は)してます。暴力は暴力ですから。お互いに悪かったと反省している。きつく注意する以外ない。
熱くなってはせっかくのいい稽古が台無しになる」と話した。

中日スポーツ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200104-00010035-chuspo-spo