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「Hello, Again 〜昔からある場所〜」などのヒット曲を平成の音楽史に残したMy Little Lover。そのボーカリストとして1995年にデビューしたakkoの冬の恒例ライブ“acoakko”が、2020年1月8日にBillboard LIVE大阪、そして彼女の誕生日当日である1月10日にBillboard LIVE東京で開催される。
2020年にはデビュー25周年を迎える“マイラバ”だが、実はライブ活動を始めたのはここ数年。なぜ25周年を目前とした今、彼女はステージに立つのか。デビュー早々にヒット曲を出し続けた当時の葛藤なども語ってくれた。

――MY LITTLE LOVERのアルバム『evergreen』でダブルミリオンの大ヒット、akkoさんは平成を代表する音楽を世の中に届けたアーティストの一人だと思います。歌手になろうと思ったのはなぜなんですか?

【akko】実は「歌手になりたい」と思って歌手になったわけじゃなかったんですよ。幼少期からクラシックピアノは学んでいて、音楽大学に行ったんですよね。だから、大学4年生の時に「卒業したら、音楽に携わる仕事だけは絶対にしよう」と思っていたんですけど、まさかポップスのボーカリストになるとは全然思いませんでした(笑)。

――そうだったんですね。クラシックを専攻というと、音楽的には“高尚”なイメージがあるのですが、ポップスで歌うことへの抵抗はなかったんでしょうか?

【akko】クラシックだから、ポップスだからみたいな色眼鏡は全くありませんでした。でも、単純に裏声での発声か、地声での発声かみたいなテクニックの部分が全然違うので、わからないことだらけで戸惑ってましたね。そんな私とは裏腹に、デビューしてすぐにヒット曲が生まれてしまい、いきなりTVに出ることになって…今思うとおそろしいですよ(笑)。自分としては、ライブハウスを回って演奏しながら、自分を磨いて、いつかテレビに出るのかな〜と思っていたのに(笑)。まあ、今思うとそれも運命なのかなって思えますけどね。

――2020年はデビュー25周年ですね。25年というとかなり長い月日に感じますが、最初は特にミュージシャンを志望していたわけではなかったakkoさんが、ひとつのことを長く続けられている秘訣ってなんでしょうか。

【akko】「あきらめないこと」ですかね。デビューしてすぐの頃から「歌だけとか、ピアノだけとかではなくて、弾き語りとか自分一人だけで登場しても、喜んでもらえるパフォーマンスができたら初めて、“ミュージシャン”って言えるだろうな」と思っていました。その一方で、私はミュージシャンを目指してデビューしておらず、あるときボーカリストとしてデビューしてしまった。だから、デビュー当初は自分の描くミュージシャン像と、自分をつなげるのに悩んでいたのを覚えています。それでも「いつか自分が描くミュージシャンになれるまでは、絶対に頑張ろう」って思っていたんですね。そう思って、続けてみたら、目指している途中で「もう少しだけこれもしたい」「目指しているものの先まで行きたい」って思うようになっちゃって。続けるって、そういうことの積み重ねな気がします。

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