ラグビーの悲願ともいうべき完全プロ化のプロジェクトが急浮上している。

現在、ラグビー界は一部のプロ契約選手と企業所属の選手というプロ・アマが混在する形態になっている。
この制度をすべて見直し、企業スポーツからの完全脱却を図るというのだ。

「日本ラグビー協会の清宮克幸副会長の肝入り企画です。先のワールドカップの開催都市を本拠地として、
完全プロリーグの創設を’21年秋に実現するという壮大なプロジェクトなんです」(ラグビー関係者)

今回、ラグビー界がプロ化を急ぐ理由はただ一つ。早くも人気が下火になりつつあるからだ。

「ラグビーW杯で日本代表は目標としていた初のベスト8に進出。12月11日には、東京・丸の内でラグビー日本代表らのパレードが行われました。
5万人ほどのファンを集めたのですが、来年1月12日から新シーズンが開幕するトップリーグのチケットは芳しくない。
完売には程遠いというのが正直な話なんです」(同)

期待されていたテレビ出演にも、変化が見られるという。

「テレビの賞味期限はものすごく早い。ラグビーもこの3カ月間でブームは去ったと見ているんです。
つまり、年末年始の番組でラグビーの話題も終わりということ。年明けのGP番組で彼らの姿をテレビで見ることは、ほとんどないと思います」(芸能プロ関係者)

さらにこんな話も…。

「テレビに出て稼いだのは主将のリーチマイケルを筆頭に、イケメンの姫野和樹、田村優ら一部のスター選手だけ。
だが、こうしたスター選手も出演オファーがなくなると臨時収入も0になるんです。冬の時代到来です」(事情通)

どうやら、今回も4年前のイングランドW杯同様“にわかブーム”に終わってしまう可能性が出ている。

「とにかく選手らは、プロになれば最低でも年収は1000万円以上、
スター選手になれば数億円を稼げるというスキームを維持しないと衰退してしまう。だから協会はアセり始めているんです」(同)
https://wjn.jp/article/detail/5693441/