J1ベガルタ仙台の来季監督に、今季J2山形を率いた木山隆之監督(47)の就任が決定的になっていることが10日、分かった。
仙台は9日に6シーズン指揮した渡辺晋監督(46)の退任を発表。7年連続2桁順位の停滞感を打破すべく、指揮官の交代、チームの変革を決断した。

上位進出、初タイトル獲得へ、仙台は山形を率いた木山監督に指揮を任せる。
今季、統率された守備と厚みのあるサイド攻撃を武器に、J1昇格プレーオフ2回戦進出。
Jリーグ関係者によると、その手腕を評価し、複数年契約を結んでチームを改革していく方針という。

木山監督は、水戸、愛媛、千葉、山形のJ2の4クラブを率いた。J1で指揮をとるのは初めてとなる。
09年に水戸を8位、12年に千葉、15年に愛媛をそれぞれ5位、19年は山形を6位に導いた。
予算規模が大きくなくても、限られた戦力を最大限生かすことに定評がある。

渡辺監督が6シーズン目となった今季、開幕から5試合未勝利(1分け4敗)で、一時最下位に沈んだ。
3バックから4バックへの布陣変更で立て直し、10年連続J1残留を果たした。
渡辺監督は来季もチームを率いる意思があり、クラブも当初は続投を基本路線としていたが、関係者によると停滞感を打破し、上位進出を目指すため、指揮官の交代に踏み切ったという。

来季に向け、夏にベルギーに移籍した日本代表GKシュミットの穴を埋めたGKヤクブスウォビィク(28)の残留が確定。
リーグトップの10アシストを記録したDF永戸勝也(24)には鹿島から正式にオファーが届き、複数クラブが興味を示す。
仙台は全力で慰留に努めていく方針だ。今季の中心選手を引き留め、新指揮官の船出の後押しを目指す。

■渡辺監督19年間「本当に感謝」

選手、コーチ時代を含め、19年間仙台に所属した渡辺監督は退任が発表された9日の夜に取材対応した。
「クラブから(監督交代の)決断を通知され、受け入れることになった」と話し、
「(クラブには)長い間いろいろな経験をさせてもらった。本当に感謝している。
もっと良い恩返しがしたかった」と続けた。クラブには残らないことも発表されており、今後は未定。

◆木山 隆之(きやま・たかし)1972年2月18日、兵庫・伊丹市生まれ。47歳。
現役時代はDFで、筑波大から94年にG大阪に入団。
98年に札幌、99年に水戸に移籍し、2002年に現役引退。
筑波大監督、神戸ユース監督をへて、08年に水戸の監督に就任した。
11年に清水のヘッドコーチ、12年には千葉の監督を務めるなどし、17年から19年まで山形の監督を務めた。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191211-12100217-sph-socc
12/11(水) 5:00配信

https://www.youtube.com/watch?v=2tt0ds_kA7w
ベガルタ仙台 KISS

https://www.youtube.com/watch?v=ug8w0iC6k3Q
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