【AFP=時事】米ドラマシリーズ「スター・トレック/ディープ・スペース・ナイン(Star Trek: Deep Space Nine)」や、米コメディー「ミスター・ベンソン(Benson)」への出演で知られる米国人俳優ルネ・オーベルジョノワ(Rene Auberjonois)さんが8日、ロサンゼルスで死去した。79歳。

 オーベルジョノワさんの公式サイトは「非常に悲しいことに、ルネが今日死去した」との声明を発表。死因は転移性の肺がんだったという。

 オーベルジョノワさんは、伝説的なSFドラマ「スター・トレック」の数多くのスピンオフシリーズの一つ「スター・トレック:ディープ・スペース・ナイン」で、変幻自在な宇宙船の保安主任オドー(Odo)の役を演じて人気を博した。また1980年代のロングラン・コメディードラマ「ミスター・ベンソン」での参謀総長クレイトン・エンディコット3世(Clayton Endicott III)役でも知られていた。

 スター・トレック関連のイベントで長年ファンの人気者だったオーベルジョノワさんは、直筆サイン入りグッズの売り上げを国際医療支援団体「国境なき医師団(MSF)」などに寄付していた。

 生前には「私は成功も失敗も分かち合ってきたが、『スター・トレック:ディープ・スペース・ナイン』のような経験は他にない。それまでの経験すべてを完全にしのぐものだ」とコメントしていた。【翻訳編集】 AFPBB News

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