12月6日の19時25分ごろ、麻薬取締法違反容疑で逮捕された女優の沢尻エリカ被告が、勾留先の東京・警視庁湾岸署から保釈された。保釈金は500万円だという。

 後部座席をカーテンで隠された黒のワゴン車3台が、報道陣が大勢待ち構える同署の裏口から出発。20時前にその3台ともが、慶應大学病院に入っていった。どの車に沢尻が乗車しているかは不明で、逮捕から20日、本人が顔を見せることはなかった。

「もともと顔出しには事務所が難色を示していましたが、夕方ごろいったん、『正面から出て、本人がマイクの前に立つ』という話にまとまりました。しかし直前になって、本人が『顔を出したくない』と言い、このかたちでの保釈になった」(報道関係者代表)

“どんでん返し” の裏には、こんな事態が……。

「18時ごろに、本人が『なんで私があの人たち(報道陣)に謝らなきゃいけないの? 謝るくらいなら出ない!』と言い出した。

 現場では、引退説まで飛び交っていましたが、裁判が終わるまでは、事務所が面倒をみるそうです」(現場にいた新聞記者)

 11月16日、東京・目黒区の自宅で合成麻薬「MDMA」を0.09gを所持していた疑いで逮捕。その後、沢尻の自宅で0.108gの粉末が入ったもうひとつのカプセルが見つかり、鑑定の結果、MDMAだということが判明した。

 11月26日には、沢尻と共同でMDMAを所持していたとして、元交際相手でファッションデザイナーの横川直樹容疑者が逮捕されているが、東京地検は、沢尻を単独所持の罪で起訴した。

 さらに12月6日の昼には、家宅捜索時に沢尻の自宅から、合成麻薬「LSD」を染み込ませた紙片が、複数枚押収されていたことがわかった。沢尻は、MDMAとともに、このLSDに関しても所持を認めている。勾留延期もささやかれていたなかでの、保釈となった。

 沢尻逮捕は、メディアにも大きな衝撃を与えた。沢尻が出演予定だったNHK大河ドラマ『麒麟(きりん)がくる』は、2020年1月5日だった放送開始予定日を、1月19日に延期。沢尻の代役には、女優の川口春奈が抜擢された。

 12月5日、NHKの上田良一会長が定例会見で、「収録が進んでいる中でのこの事態は、大変遺憾であると申し上げるしかない」と言及。損害賠償について、NHKは「お答えできる段階にない」としている。

 沢尻の尿鑑定では、MDMAやLSDを含むすべての違法薬物の成分が検出されておらず、逮捕直近には使用していなかったとみられる。

「尿検査で陰性が出たのをテレビで見て、以前店で一緒になったときに沢尻さんが、『ドラマや映画の撮影前や撮影中は、お酒や “ほかもいろいろ” 抜いて、ストイックに役に入るの』って言っていたのを思い出しました」(沢尻と横川容疑者が通う居酒屋の常連)

 3月におこなわれた大河の出演者発表会見では、「たくさん失敗や挫折もして培ってきたものを、すべて出したい」と語っていた沢尻。これからは、過去のあやまちも、“すべて出す” ことになる。 

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191206-00010009-flash-ent

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