2020年5月1日に日米同時公開される、マーベル・スタジオ最新作『ブラック・ウィドウ』の特報映像とティザーポスターが公開された。

 本作は、映画『アベンジャーズ』シリーズで活躍する、世界最高のスパイ、ブラック・ウィドウことナターシャ・ロマノフ(スカーレット・ヨハンソン)を主人公に据えた、初の単独映画。マーベルの作品群“マーベル・シネマティック・ユニバース”(MCU)が新たな局面を迎える、フェーズ4の幕開けを飾る一本でもある。

 初公開となる特報映像は、ナターシャの回想と独白からスタート。本作で彼女は、過去を清算するためにかつての“家族”と再会し、やり残した仕事に挑むことになるようだ。ナターシャと同等の戦闘能力を持ち、彼女が“妹”と呼ぶエレーナをはじめ、赤いロシア版キャプテン・アメリカふうのコスチュームを身に着けた“父”アレクセイ=レッド・ガーディアン、“母”のメリーナなど新キャラクターが次々に登場。彼らが食卓を囲む“家族の再会”シーンも登場するが、その様子は感動の再会とは言いがたく、どこか不穏な空気も漂う。

 ナターシャが倒壊する巨大施設から大空へとダイブする場面や、ヘリを追う大雪崩など、大迫力のスペクタクルシーンも。雪迷彩を意識したような、真っ白なナターシャのコスチュームにも注目だ。

 マーベル・スタジオ社長でプロデューサーのケヴィン・ファイギによると、本作の時間軸は、アベンジャーズ同士が激突した『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)直後まで遡り、ナターシャの因縁の地であるブダペストでの出来事が描かれる模様。また、悪役としてタスクマスターが登場する。

 エレーナを演じるのは、話題のホラー『ミッドサマー』にも出演する若手女優のフローレンス・ピュー。さらに、メリーナ役でアカデミー賞女優のレイチェル・ワイズ、レッド・ガーディアン役で「ストレンジャー・シングス 未知の世界」のデヴィッド・ハーバーらが出演。『さよなら、アドルフ』(2014)、『ベルリン・シンドローム』(2018)などのケイト・ショートランド監督がメガホンを取った。(編集部・入倉功一)

2019年12月3日 18時39分
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