俳優の石黒賢(53)が18日、フジテレビ系「とくダネ!」に出演し、合成麻薬MDMAを所持したとして麻薬取締法違反の疑いで逮捕された女優・沢尻エリカ容疑者(33)について言及した。

 番組では沢尻容疑者の、これまでのお騒がせ女優ぶりも含めて特集。自身の集大成としていた来年1月5日スタートのNHK大河ドラマ「麒麟がくる」は、代役を立てての撮り直しを検討している。

 意見を求められた石黒は「(過去の)インタビューで“アンプロフェッショナルだった”っておっしゃってましたけど、僕ら俳優はお客さんに見ていただくために作っているわけで、そこで多くの人たちが
携わっているわけですから、それが映画であれば公開できなくなる。テレビドラマなら放送できなくなる。これをきっかけに世に出ようと思った若い俳優たちも出ていたかもしれない」と影響が大きいことを指摘。
「同業として難しい立場ですけど」と前置きした上で「彼女はこの責任の重さを感じてほしいと思います」と話した。

 さらに「こういうことが起きると、芸能界の人間が薬物に極めて近いと思われるのが非常に残念です」と声を大にして訴えた。「ほとんどの俳優はこういうもの(薬物)を使わずにやっていますし、
これが一緒くたにされるのは、申し訳ないけど本当に残念です」と訴えた。

 MCの小倉智昭アナ(72)は「NHKの大河は制作費が莫大だって聞いてます。国民の受信料で撮るってなると、ちょいと複雑な気持ちになる」と話した。

東スポWEB
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