まるでゲームの世界だ。イングランド・イスミアン・フットボールリーグ・ノースディビジョン(8部相当)に所属するロムフォードの新オーナーが大胆な動きを見せている。

ロムフォードは12日、実業家のグレン・タンプリン氏がクラブの新オーナーに就任したことを発表。鉄鋼業のオーナーとして大富豪となったタンプリン氏は、2016年にナショナル・リーグ(6部相当)のビラリキー・タウンを買収した。

ビラリキー・タウンでは、ジェーメイン・ペナントやポール・コンチェスキー、ジェイミー・オハラといった名の知れた選手を獲得するなど話題を集めたが、自らの16歳の息子を選手としてプレーさせようとするなど強権を振るった末、今年9月に同クラブのオーナー職を辞していた。

そして今回、ロムフォードを買収したタンプリン氏は、就任からわずか24時間で15選手と契約する剛腕ぶりを発揮。さらに、それまでの監督を解任し、自身が新指揮官に就任している。

ロムフォードは現在、リーグ戦11試合を消化して勝ち点5しか獲得できておらず、最下位に低迷。昇格プレーオフに到達することを目標に掲げる新オーナーの下、巻き返しを図ることができるだろうか。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191115-00010019-goal-socc