北海道競馬事業室は、道営ホッカイドウ競馬の今年度の馬券販売額が330億8214万円(前年比32%増)となり、25年ぶりに300億円を突破したと発表した。インターネットによる販売が好調で、全体の8割を占めたという。

 ホッカイドウ競馬は4月17日から11月7日まで門別競馬場(北海道日高町)で開催され、今季は80日間で計952レースが行われた。入場者数は30万1155人(同9%増)だったのに加え、インターネットでの馬券販売額も283億3068万円(同36%増)と好調。販売総額に占めるインターネットの割合も86%で、全体の販売額を押し上げた。

 また、今季からキャッシュレスで馬券が購入できるプリペイド式カードを導入したほか、全レースを観戦できる動画サイト「ニコニコ生放送」の中継が定着するなど関連事業の成果が実を結んだ。

 道競馬事業室は、インターネットの普及に伴う購入の手軽さが好調の要因とみており、販売額はピーク時の1991年度(454億838万円)の3分の2以上に回復したという。同事業室は「来季は重賞レースを控えているので、より多くの方にホッカイドウ競馬を楽しんでほしい」としている。


11/9(土) 8:00配信 読売新聞オンライン
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