フジテレビ系『FNS27時間テレビ』が大ピンチだ。2019年の11月2日から3日にかけて放送された27時間を通しての平均視聴率が5.8%(すべてビデオリサーチ調べ。関東地区。以下同)で、昨年の平均視聴率7.3%を下回り、歴代最低を更新してしまったのだ。
今年は、来年に迫った東京五輪を見据えて「にほんのスポーツは強いっ!」をテーマに、ビートたけし(72)と関ジャニ∞の村上信五(37)が、MCを務めた。

「2017年から、たけしさんと村上がタッグを組んできた『27時間テレビ』。今回は3年ぶりとなる生放送ということもあり、フジテレビとしてもかなり気合を入れて臨んだようですが、
視聴率は過去最低。『27時間テレビ』はここ数年、局内でも゛本当にやる必要があるのか゛という議論があるそうで、ただやはり広告の収入面から継続されてきたそうです。
ですが、生放送を復活させてこの最悪の結果。これで来年はなくなるのではないでしょうか。

 今回は、裏番組にラグビーW杯の決勝戦や、フィギュアスケートGP第3戦フランス杯などがあったこともありますが、“村上では厳しい”という声も、フジテレビ関係者からは聞こえてきています」(制作会社関係者)

 村上のMCについてはネットでも、「もう来年は、やめたほうがいいと思います」「村上が数字持ってない」「やっぱ村上だとMC能力にムリがある。
例えばあれが中居さんとかなら上手い具合に大御所芸人と中和して溶け合うんだけど……」「やっぱり村上は器じゃない。第二の中居にしたいんだろうが」といった、厳しい声も上がっている。

「元SMAPの中居正広(47)を引き合いに出して、村上を批判する意見も多々見受けられました。
それだけ、ジャニーズタレントの中では中居のMC力がズバ抜けているということが、今回あらためて明らかになったようですね。
また、村上が『27時間テレビ』のMCを務めるようになってから、中居と明石家さんまさん(64)による深夜の恒例コーナー『さんま・中居の今夜も眠れない』がなくなった、というのも視聴者離れにつながっているのかもしれません」(前出の制作会社関係者)

 同コーナーは、さんまと中居がフリートークを繰り広げ、その流れから、その年にさんまが気になっている女性をランキング形式で紹介するという内容で、27時間テレビの深夜の定番となっていた。

「今年は『明石家さんまのラブメイト10』と改題され、3年ぶりに復活しましたが、中居の登場はなく、さんまさん、今田耕司(53)、ナインティナインの岡村隆史(49)の3人が、さんまさんが気になっている女性についてトークを展開しました。
 村上がMCを務めることと、中居が『27時間テレビ』に出演しないことに因果関係はないとは思いますが、“ジャニーズでMC”となると、村上はどうしても中居と比べられてしまいますよね」(芸能プロ関係者)

MCでトップを目指す村上が、日本一のMCとして芸能界に君臨するさんまに弟子入りし、時間が許す限り、さんまと行動を共にしているという報道も一部ではあった。
「今回の『27時間テレビ』の中でも、さんまさんと村上が絡む場面がありましたが、どこか空回りしている感じがありましたよね。調子が良いだけというか、軽いというか。

ネットでも“村上が、自分は大御所を遠慮なくツッコめるキャラと勘違いしてる”といった声も上がってしまいました。さらに、“村上ってフジのオリンピックMCも担当するみたいだけどダメでしょ”と、来年の東京オリンピックで村上がフジテレビのMCを務めることに不安だという声も出ています」(スポーツ紙記者)

8月15日、フジテレビ系『東京2020オリンピック』のMCに、村上が就任することが発表された。
「だからこそ今年の『27時間テレビ』では、スポーツをテーマに放送したのでしょうが、村上はかえって評価を落としてしまったみたいですね……。
村上は、昨年のサッカーロシアW杯ではテレビ朝日のプレゼンターを務めましたし、数々のスポーツ特番のMCを務めたことが評価され、来年の東京オリンピックのMCに起用されたのでしょうが、ここでもやはり中居と比べられてしまいますよね」(前出のスポーツ紙記者)

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