0001鉄チーズ烏 ★
2019/10/31(木) 06:38:24.26ID:UA8OlWAI9https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191030-00000567-sanspo-fight
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プロボクシングの世界5階級制覇王者で、WBA世界バンタム級スーパー王者のノニト・ドネア(36)=フィリピン=が30日夜、東京・羽田空港着の全日空機で来日した。ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)同級決勝(11月7日、さいたまスーパーアリーナ)で、WBA、IBF世界同級王者の井上尚弥(26)=大橋=と対戦する。
普段は米ネバダ州ラスベガスで暮らすが、2週間滞在した最終キャンプ地の母国マニラから、マネジャーを務めるレイチェル夫人、長男、次男、父でトレーナーのノニト・ドネア・シニアら10人を伴って決戦の地へやってきた。ドネアは「20年のキャリアで積み重ねてきたものすべてを濃縮させて(練習を)やってきた。ベストオブベストの闘いになる」とにこやかな表情で語った。
プライベートでもたびたび来日するなど親日家として知られるが「たくさん来ていて何回目の来日かは覚えていない。(日本ではいつも)本当に楽しい時間を過ごしている」と笑顔。「日本という国が大好きなので、WBSS決勝という大きなイベントを日本でできることは、喜びであり、光栄であり、栄誉なことだ」と話した。
日本で試合をするのは初めてだが「クリスマスの前にプレゼントを待つ子供のような気持ち」と待ちきれない様子。来日した家族らチームのメンバーへは「常に私のことを鼓舞してくれるし、モチベーションになってくれる」と感謝の言葉を口にした。
井上はドネアのことを「高校生の時から憧れていた存在。テクニックを盗んできた選手」と最大限にリスペクトする。2014年11月にはドネアが横浜市の大橋ジムを訪問し、世界戦を翌月に控えていた当時21歳の井上にアドバイスを送った。スーパースターから「勝てるだろう」と太鼓判を押された井上は「偉大な人なので自信がついた」と喜んでいた。
ドネアのプロ戦績は45戦40勝(26KO)5敗だが、バンタム級では5戦5勝(4KO)。WBSS参戦で約7年ぶりにバンタム級に復帰し、2018年11月に英国・グラスゴーで行われた1回戦で当時WBA世界同級スーパー王者のライアン・バーネット(27)=英国=と対戦。バーネットが試合中に腰を痛めて棄権したため、4回終了TKO勝ちを収めた。
19年4月に米ルイジアナ州ラファイエットで行われた準決勝では、対戦予定だったWBO世界同級王者のゾラニ・テテ(31)=南アフリカ=が肩のけがで欠場。代役の当時WBA世界同級5位のステファン・ヤング(31)=米国=と対戦した。終始優勢に試合を進めたドネアは6回に左フック1発でヤングをキャンバスに沈め、KO勝ちした。
運命に導かれたかのように決勝まで勝ち上がってきた2人。優勝者に授与されるムハマド・アリ・トロフィーを手にするのはレジェンドの“フィリピーノ・フラッシュ”か、それとも日本史上最強の“モンスター”か。ドネアは「ベリーエキサイティングな試合を楽しんでいただければ」と日本のファンへメッセージを残し、羽田空港を後にした。