チュート徳井の活動自粛で勃発…後釜めぐる“仁義なき戦い”

 お笑いコンビ・チュートリアルの徳井義実(44)の申告漏れ問題。闇営業騒動に続き、徳井が所属する吉本興業に激震が走っている。吉本は、徳井の申し出を受け、当面の間、徳井を活動自粛にすると発表。徳井はコンビでの出演も含め、「しゃべくり007」(日本テレビ系)、「TERRACE HOUSE」(フジテレビ系)など、テレビ&ラジオで14本のレギュラーをかかえているが、放送見合わせや出演部分をカットして放送するなど、各局は対応に追われている。お笑い評論家のラリー遠田氏はこう話す。

「そもそもチュートリアルは、ブレークの契機となった2006年のM―1では“妄想漫才”のネタで優勝しましたからね。それ以来、徳井さんは、女装趣味があるなど“イケメンなのに変態っぽい”キャラで、そのギャップがウケてきたんです。冠番組こそ少ないですが、特に“恋愛・エロ・下ネタ”などがテーマのとき、下品になりすぎず笑いに持っていける存在として重宝されていたんです。MCでもそれがうまくハマってました」

 今回の件で、今後、番組終了や降板が相次ぐことが予想され、徳井のポジションを巡って早くも椅子取りゲームが始まっているという。テレビ局関係者はこう話す。

「徳井が出演する番組の会議では、後釜の話が出ているようです。宮迫のときも『アメトーーク!』は蛍原ひとりで何の問題もなく回っているし、他の番組も代打を立てたことで、特に問題はありませんでした。結局、吉本興業はじめ、代わりはいくらでもいるんですよ。内心、ここはチャンスと思っている芸人は多いと思います。芸能界ってそういうところです」

 ではズバリ、徳井の後釜に収まりそうな芸人はどのあたりか。バラエティー番組を手がける放送作家はこう話す。

「あくまで個人的な見解ですが、徳井に近い40代の中堅芸人として、バナナマンやサンドウィッチマンはもちろんですが、フットボールアワーの後藤輝基(45)、南海キャンディーズの山里亮太(42)、オードリーの若林正恭(41)らが浮かびます。クリーンだった徳井のイメージに近いということでは、麒麟の川島明(40)は非常にアリじゃないでしょうか。川島はフジではこの秋からMCの番組が始まりましたし、業界は注目してると思います」

 一方、同世代のライバルたちに居場所を奪われることになる徳井は、今後、どうなるか。

「吉本興業は今のところ、“契約解除”などの厳しい処分は出していません。しかし消費税率アップのこのタイミングで巨額の申告漏れが発覚したことで、イメージはこれ以上になく最悪です。たとえ復帰できたとしても、親族の生活保護の不正受給騒動で物議を醸した次長課長の河本のように、大幅なパワーダウンは避けられないでしょうね」(前出のラリー遠田氏)

 申告漏れが確信犯的で悪質なだけに、そもそも復帰できるのかさえ怪しいが……。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191030-00000004-nkgendai-ent.view-000

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