「何度も泣きの演技をするうちに、我慢して我慢して、それでも流れちゃうのが涙なんだと気づいた」と語る山下真司さん

9月20日から開催される「ラグビーワールドカップ2019日本大会」。その熱い波に乗るかのように、1984年から85年にかけて放送された青春ラグビードラマの金字塔『スクール☆ウォーズ』がDVD−BOXとなって帰ってくる。

これは、京都市立伏見工業高等学校ラグビー部の監督で、元日本代表の山口良治(よしはる)氏をモデルにした滝沢賢治(山下真司)とその生徒の物語だ。滝沢が"泣き虫先生"という強烈なキャラクターで生徒とガチンコする姿に誰もが心を動かされた。

今回はあの唯一無二の泣き虫先生、滝沢賢治役の山下真司さんに、ドラマ撮影時の思い出話からラグビーの魅力まで熱く語ってもらった。

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――早速ですが、山下さんが『スクール☆ウォーズ』撮影前はラグビー未経験だったことには驚きでした。

山下真司(以下、山下) はい、未経験でした。スポーツは好きで長いことバレーボールをしていたけど、同じ球技でもかけ離れているでしょう。だから「これは大変な撮影になるだろうな」とビビりましたよ。でも、自分にとって初の主役だったし絶対に良いものにしようと、骨折出血も覚悟して挑みました。

――『ヒーロー』が流れるオープニング映像でラグビーボールを蹴る様は、初心者とは思えませんでした。

山下 あんな楕円のボールなんて蹴ったこともなかった。でも覚悟は決めてたし、すっごい集中して10数回蹴ったうちの2、3回が成功したかなあ。まぐれですよ。

――未経験ってことで色々と勉強されたと思いますが、どんなことを?

山下 まず明治大学のラグビー部の試合の様子をビデオで見させていただき、「どうしたらあんな目になるんだ」と生徒たちの戦士のような眼差しに胸を撃ち抜かれました。

そして練習風景も見学に行かせていただいて、実際に教わったり話を聞きましたね。当時お会いした明治大学の学生が、いまや"釜石シーウェイブス"(岩手県釜石市が拠点のラグビークラブ)の監督になっていたりして、みんな成長したなあと。

9/15(日) 6:20配信
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190915-01097260-playboyz-ent&;p=1
https://i.imgur.com/LosOU1y.jpg