アイルランドの中距離路線を締めくくるアイリッシュチャンピオンステークス(GI、芝・左2000メートル、1着賞金72万5000ユーロ=約8555万円)が14日、
レパーズタウン競馬場で8頭によって争われ、ライアン・ムーア騎乗で1番人気のマジカル(アイルランド=エイダン・オブライエン厩舎、牝4歳)が2番手追走から抜け出して優勝した。
勝ちタイム2分6秒49(良)。2馬身1/4差の2着がマジックワンドで、さらにアタマ差の3着にアンソニーヴァンダイクが入り、A.オブライエン厩舎のガリレオ産駒が上位を独占した。

 日本から挑戦したディアドラ(栗東・橋田満厩舎、牝5歳)は直線でなかなか行き場が見つからず、大外に切り替えて猛然と追い込んだものの、3着と1/2馬身差の4着。
英GIナッソーSに続くGI連勝はならなかった。

 勝ったマジカルは父ガリレオ、母ハーフウェイトゥヘブン、母の父ピヴォタルという血統。
通算19戦8勝でGIは昨年の英チャンピオンズフィリー&メアズS、今年のタタソールズゴールドCに次いで3勝目。
ここ3戦続けてクリスタルオーシャンとエネイブルという強敵に屈して2着続きだったが、レーティング最上位の底力を発揮した。
エイダン・オブライエン調教師は8度目の愛チャンピオンS制覇。ライアン・ムーア騎手は2度目のVとなった。

◆オイシン・マーフィー騎手 「申し訳ありませんでした。最後に差を詰めることはできましたが、外に出したぶんの差でした。
状態はすごく良かったですし、陣営はよく仕上げてくれたと思います。馬はよく走ってくれました」

◆橋田満調教師 「(輸送機のトラブルで)輸送は8時間ほど余分にかかりましたが、影響は感じられないくらいに元気でした。
4コーナーを回って、前があかなかったですね。外に切り返すぶん遅れてしまって…。
最後に差を詰めているんですけどね。負けはしましたが、いい競馬をしていますから、状態を見て次のレースを考えていきたいと思います。
通用する感触はつかめました」

http://race.sanspo.com/keiba/news/20190915/ove19091500300001-n1.html

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