0001砂漠のマスカレード ★
2019/09/09(月) 21:46:20.98ID:M27+FIMl9-58kg級トーナメント決勝に臨むRISE世界フェザー級王者・那須川天心(21=TARGET/Cygames)が、9日千葉県内で公開練習を行った。
2分間のシャドーではキレのあるパンチの中に志朗の蹴りを意識したかのようなカットのモーションを織り交ぜ、
その後のミット打ちでは高速のコンビネーションからバックスピンキックや二段蹴りといった大技を繰り出し、コンディションの良さを伺わせた。
契約体重の58kgに対し、すでに8日朝の時点で57.5kgまで絞れてしまったという那須川。
「プロなのでウェイトはぴったりくらいで」と、計量はリミットちょうどで臨むとしたが、絞り込まれた体は「体が軽いのでキレがすごい」と、
自分自身でも最高級の仕上がりになっている実感があると語った。
ジュニア時代から顔を合わせているという対戦相手のISKAムエタイ世界バンタム級王者・志朗(26=BeWELLキックボクシングジム)と決勝戦を戦うことについて
「志朗君は僕を倒すためにRISEに来た選手なので、ここで二人で決勝をやるというのは運命的なものを感じる。
だからこそしっかりと倒して決着をつけたい」と、まるでドラマのような展開の決勝戦だからこその完全決着を望んだ。
志朗が那須川対策の一環としてボクシング技術を強化している点に触れると「志朗君はしっかり研究をしてくるタイプ。
僕は相手の研究というより自分を伸ばすタイプ。
彼は何回も僕の試合を見ていると思うけど、その頃の僕ではない」と自身の成長を確信。
「相手が今までの自分を想像して(対策を)やっているんだったら後悔するぞというところを見せたい」と志朗が対策を立てている頃の自分とはすでに別物へ進化を遂げている自信を語った。
先月30日の記者会見で語られた”ジャイアントキリング”についても「自分が逆の立場だったら負けるところを見たい」と改めて理解を示した。
とはいえ負けるつもりはもちろんない。
8月の『RIZIN』において絶対王者とされていた堀口恭司が朝倉海に敗れた試合を引き合いに出し、
「堀口さんの場合は”絶対勝つでしょ””今回は大丈夫”と言われる試合がなかなかやってこなかったので、ちょっと気のゆるみが出たのかもしれない」と”ジャイアントキリング”が起きた理由を分析。その上で「自分はどんな相手でも気を抜くことはないし、効いたところで攻めて倒しに行ける選手だと思う」と改めて気持ちを引き締めてみせた。
今回の試合のテーマを問われ「きれいに終わらせたい」と口にした那須川。
「最近は慎重気味になりつつあるので意表を突きたい」という課題を持っていることを明かし、「競って競って勝つのではなく、ちょっと頭を使ってずる賢くいきたいな」と驚きの展開に持ち込む心づもりを見せた。
那須川の細部まで分解しつくす研究家の志朗へ、那須川は予想だにしないどんな閃きをぶつけていくのか。日本人同士で世界一を決める世紀の一戦の日は近い。
9/9(月) 20:53配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190909-00000015-gbr-fight