[9.5 キリンチャレンジ杯 日本2-0パラグアイ カシマ]

 前半はセンターバックの相棒として危なげない対応を見せ、後半は右サイドバックとして果敢にアップダウンを繰り返した20歳のDF冨安健洋(ボローニャ)に日本代表DF吉田麻也(サウサンプトン)が言及した。

「僕は若いセンターバックがサイドバックをやることは非常にプラスになると思っている。そういう監督に巡り会えたことも冨安にとってはプラスになると思う」。そう語り始めると、スペイン代表DFセルヒオ・ラモス(レアル・マドリー)やイングランド代表DFジョー・ゴメス(リバプール)の名を挙げて、このように説明した。

「セルヒオ・ラモスももともとは右サイドバックをやってからのセンターバックだし、リバプールのジョー・ゴメスもそう。センターバックは若い選手だとスタミナ的にも物足りなさを感じると思うけど、サイドバックを経験することで運動能力的にも上がっていくと思う。(現代の)サッカーはどんどんスペースがなくなってスピードが上がっている。その中でスピードに対応するセンターバックとして成長するために良い経験をしていると思う」

 一方、自分自身にとっては1月のアジアカップ以来となった代表戦で無失点勝利をおさめたことがひとまずの収穫だ。「久しぶりだったので感覚をつかむのにもう少しかなと思ったけど、ゼロに抑えたし、次に向けて良い準備ができると思う」と手応えを確認しながらスタジアムをあとにした。

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