広瀬すず「なつぞら」大勝利 国民的大女優へ


8月最終週(8月26〜31日)も週間平均視聴率20.4%(関東地区・ビデオリサーチ調べ)と大台に乗せ、
好調のままフィナーレに向かうNHK朝ドラ「なつぞら」。

“朝ドラ100作目”という、NHKにとっては絶対に失敗は許されない作品だっただけに、
関係者はホッと胸をなで下ろしているはずだ。

8月27日には、都内高級ホテルで“撮影終了を祝う会”が行われ、関係者約500人が集まった。
ゲスト出演した歴代の朝ドラヒロインも出席し、豪華な会となった。

「ゆったりした黒いドレスに身を包んだ広瀬さんは深夜3時過ぎにお開きとなった3次会まで参加していました。
会場は終始、和やかムードで、広瀬さんは、『また皆さんとご一緒できるよう精進していきます』と挨拶していました」(テレビ誌記者)

“若手女優の登竜門”といわれて久しい朝ドラで、きっちり結果を残した広瀬の評価はうなぎ上りだ。

「当初、大みそかの紅白歌合戦の司会での緊張ぶりから実力が疑問視されましたが、フタを開けてみれば視聴率は十分に合格点。
民放各局に出回る“潜在視聴率ランキング”では、広瀬は、9.5%から11.6%にアップ。
ギャラも1時間あたり140万円程度から160万円程度にアップしています」(民放編成関係者)

まさに我が世の春を謳歌している広瀬。しかし、朝ドラヒロインOGに関しては、ブレーク後が難しいともいわれる。
歴代のヒロインを見ると、朝ドラの役の色が付きすぎて、その後、女優として鳴かず飛ばずになってしまうケースも少なくないのだ。

しかし「彼女に関しては心配ないでしょう」と美少女評論家の高倉文紀氏はこう話す。

「オーディションで選ばれる朝ドラのヒロインは、素人に近い無名女優の場合と、ある程度実績のある女優に分かれます。
広瀬さんは後者で、映画やドラマなどですでに実績を持っていましたから、“色が付く”ということはないはずです」

さらに朝ドラで全国的な知名度を得たことは、今後も大いにプラスになるという。

「まずは、朝ドラ終了後、CM出演が一気に増えるはずです。クライアントは、朝ドラヒロインという安心感を重視しますから。
また、彼女はもともと演技力の評価は高かったので、朝ドラで広くそれを見せられたことはよかった。

今後は、今のいわゆる“清純派”に限らず、年齢に合わせて役の幅が広がっていくでしょう。
ニーズが高いでしょうから、まずは恋愛がテーマの作品に出てくると思いますが、シリアスな役など、
出し惜しみせずに、幅広くチャレンジしていって欲しいと思います」(前出の高倉氏)

朝ドラで“有終の美”を飾った後は、「国民的大女優」の階段を駆け上がっていきそうだ。
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