8/29(木) 18:50配信
Football ZONE web
世界からも注目が集まった久保のレアル移籍と安部のバルサ移籍

久保と安部、活躍するのはどっち? スペイン人記者が回答「選手として好きなのは…」

 今夏の移籍市場では、“スペイン”が日本で大きなトピックになった。日本代表MF香川真司はサラゴサ、同FW岡崎慎司はマラガ、同MF柴崎岳はデポルティボへと移籍した。とりわけスポットライトを浴びたのは、レアル・マドリードに加入し、マジョルカに期限付き移籍した同MF久保建英、バルセロナに加入し、今季はBチームでプレーする同MF安部裕葵の2人だろう。スペイン人記者は「久保と安部のどちらが活躍できそうか?」という質問に対し、自身の見解を示している。

 23日にJ1リーグ第24節サガン鳥栖対ヴィッセル神戸(1-6)が行われ、この試合をもって元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスが現役を引退した。ラストマッチの対戦相手である神戸には、スペイン代表で長く共闘した同MFアンドレス・イニエスタ、同FWダビド・ビジャが在籍。レジェンドの最後の共演が実現したなか、現地取材に訪れていたリーガ公式のルーベン・ゴンザレス記者を直撃し、いくつかの質問をぶつけた。

 久保と安部について触れつつ、「どちらの選手のほうがスペインで活躍できそうか?」と尋ねると、しばらく悩んだ仕草を見せ、「んー…なかなか悩ませる質問をするね、君は(笑)」と笑顔を見せた。「今の段階だと正直見極めるのは難しいね。1部の土俵に並んだうえで判断できるものだろうから」と語った一方、日本人選手がスペインでトレンドとなっていることについても言及した。

「スペインのクラブはすでに日本人選手が可能性を秘めていることに気づいている」

「ただ、スペインのクラブはすでに日本人選手が可能性を秘めていることに気づいている。 もちろん文化も言語もフットボールも異なるけど、日本人選手のポテンシャルには熱視線が送られているし、 香川真司や、デポルティボに行った日本人(柴崎)もそうだけど、本当にクオリティーに溢れている。 スペインは他のリーグ以上にクオリティーを重視するから」

 一通りの質疑応答が終わった後、ゴンザレス氏は再び考え込む様子を見せると、「あくまで個人的な意見になってしまうけれど」と前置きした上で、「選手として好きなのは、久保のほうかな。ボールを持ったとき、本当にワクワクさせられるから! プレーもスペイン向きだと思う」と回答。あくまで好みの比重が大きいが、同氏は久保が垣間見せる閃きに太鼓判を押していた。日本としてもちろん、どちらの選手にも輝いてほしいところだ。

Football ZONE web編集部・城福達也 / Tatsuya Jofuku
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