関西学生アメフットリーグの1部8大学の監督がそろって今季の抱負を語る合同記者会見が26日、大阪市内で開かれた。昨季大学日本一の関学大・鳥内秀晃監督(60)は「夏合宿を終えて、今季アウトのような大きなけが人もなくここまできている。これから1試合1試合経験しながら、チーム全体を底上げしていきたい。期待する選手はQB奥野、ディフェンスはキャプテンのDL寺岡。寺岡はやっとけがが治った、背中でチームを引っ張っていってほしい」と話した。

 今季限りで監督を退くことについて「全然関係ない。そんなん言うたら(相手にもOBにも)失礼。今年だけ特別頑張るわけちゃうし」と話した。昨年春、日大との定期戦で危険タックルを浴びながら、ミルズ杯(年間最優秀選手)に輝いたQB奥野耕世(3年)が健在。成長著しいQB山中勇輝、QB平尾渉太(ともに2年)らを戦力に加えて、連覇を狙いにいく。就任28年目のシーズン初戦は9月1日の同大戦(王子スタジアム)から始まる。「同大さんは(関学大と対戦するとき)いつもスペシャルプレーとかされる。全部(選手に)対応させているんで、やらん方がエエですよ」と笑いを誘った。

 リーグ戦は8月30日から開幕。試合間隔を詰めて9月末までに4試合を消化し、11月10日の最終戦で関学大−立命大(万博)が対戦する。今季から関西リーグの上位3位までが、甲子園ボウル出場権が懸かる全日本選手権(西日本)に出場できる。甲子園ボウルは12月15日に開催される。入場料は27年ぶりに改定され、前売りが1100円、当日1300円とそれぞれ100円値上げされた。


2019.8.26 17:09
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