巨人・岩隈久志投手が日本球界復帰後、初登板を果たした。21日のイースタン・リーグの日本ハム戦(東京ドーム)で、6回から4番手で登板。
1回を12球、三者凡退と格の違いをみせ「腕を振って、しっかり投げられた。(球の)伸びる感じも良かった」と穏やかな笑みで振り返った。

先頭の海老原を初球の139キロのツーシーム二飛。いきなりバットも折った。
続く石川亮のニゴロ、郡の空振り三振はともにスライダー。「(変化球も)右のインサイドのツーシームはもう少しだけど、(全体的には)良かった」。
最速141キロの直球に、カーブ、スライダー、ツーシームと変化球も試せた。

17年秋に手術を受けた。今季はキャンプ1軍スタートだったが、3月からは右肩の影響でリハビリを続けてきた。
「一進一退の中で投げられる日を目標にやってきた。ようやくスタートラインに立てた」。支えは家族と応援してくれたファンの存在。
この日のスタンドには「背番号21」のユニホームを着た家族の姿もあり、球場内に名前がコールされた際には大歓声に包まれ
「たくさんのファンの人に見てもらうことができて嬉しかった」とあらためて感謝した。

今後は患部の状態を確認後、球数やイニング数を増やしていく。時間の許す限り、1軍の試合はチェックしてきた。
「(1軍は)いい戦いをしていますし、その戦力になりたい」と力を込める。首位快走のチームに合流する日を思い描きながら、日米通算170勝右腕がギアを上げていく。

https://news.livedoor.com/article/detail/16960917/
2019年8月21日 20時21分 スポニチアネックス

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