吉本興業所属のお笑い芸人・宮迫博之(49)や田村亮(47)らが、反社会的勢力の会合に参加し、金銭を受領していた“闇営業”問題は、従前から吉本興業内に存在した主流派と反主流派の根深い対立構造を浮き彫りにし、吉本vs.芸人の「全面戦争」に発展。事態収拾の見通しはいまだに立っていない。

 なぜこの諍いはここまで尾を引いているのか。「週刊文春デジタル」では緊急アンケートを実施。「今回の騒動で誰がいちばん悪いのか?」を読者に問うたところ、回答者の4割超が「宮迫博之」と答えた。涙の記者会見で窮状を訴えた宮迫だが、“戦犯”として厳しい目が注がれた格好だ。

 また、「吉本興業は所属芸人と契約書を結ぶべきか」との質問に対しては、71.1%が「結ぶべきだ」と回答した。

 アンケート調査は、7月25日から28日までの4日間にわたって実施した。設問は「(1)今回の騒動でいちばん悪いのは誰?」「(2)吉本は契約書を作るべき?」の2つ。

(1)今回の騒動、誰がいちばん悪い?
 1. 雨上がり決死隊・宮迫博之
 2. ロンドンブーツ1号2号・田村亮
 3. カラテカ・入江慎也
 4. 吉本・岡本昭彦社長
 5. 吉本・大崎洋会長
 6. 吉本・藤原寛副社長
 7. ダウンタウン・松本人志
 8. 極楽とんぼ・加藤浩次
 9. その他(※ご記入ください)

(2)吉本興業は所属芸人と契約書を結ぶべきか。
 1. 結ぶべき
 2. 結ぶべきではない
 3. どちらともいえない

 たった4日間のアンケート調査だったにもかかわらず、1053もの回答があった。回答者の内訳は、男性が635人(60.3%)、女性が418人(39.7%)。13歳から88歳まで、幅広い年代が回答した。

 1問目の「今回の騒動、誰がいちばん悪い?」との質問で、宮迫に次いで多かったのは、カラテカ入江が17.1%。吉本の岡本社長が13.1%、大崎会長が7.7%で続いた。田村亮や藤原副社長にはほとんど票が入らなかった。

「週刊文春デジタル」では7月19日から4日間、「宮迫の契約解除は是か非か」を問うアンケートも行ったが、「契約解除に賛成」が65.3%と多数を占めた(「反対」34.7%、応募総数857)。回答者は一貫して、宮迫の今回の行動を批判的に見ているようだ。

■女性は「闇営業より嘘をついたのが悪い」

 興味深いのは、宮迫博之の評価について、男女で大きく差が付いたことだ。「宮迫が悪い」と回答した男性は36.8%だったのに対し、女性は48.8%と12ポイントもの開きがあった。「闇営業したことより、嘘をついたのが悪い。2017年の不倫騒動でも『潔白ですか?』と聞かれて、『オフホワイトです』と誤魔化しているし、信用できない」(48・女性)との意見に代表されるように、嘘をついていたことへの不信感や、過去のスキャンダルを念頭に置いた意見が相次いだ。

 年齢別にみると、「岡本社長が悪い」との回答は全世代では13.1%だったが、20代の回答では30.8%と、宮迫に次ぐ割合となった。

■7割が「契約書を結ぶべき」と回答

 2問目の「吉本興業は所属芸人と契約書を結ぶべきか」では、「結ぶべきだ」との回答が71.1%。「結ぶべきではない」が4.8%、「どちらともいえない」が24.1%だった。

 この設問については、地域によって差が出た。吉本興業の“お膝元”といえる関西地区(大阪、京都、兵庫、奈良、滋賀、和歌山)では「結ぶべきだ」という回答が61.3%だったのに対し、関西地区以外では73.6%と、10ポイント以上の差が見られた。

 関西の回答者からは、吉本興業の、一見“前時代的な”企業運営に対して、一定の理解を示す声も多かった。京都府の女性(55)は「お笑いでみんな食べて行けるレベルの人ばかりじゃない。全員と契約なんて無理。それが吉本ってもんで、それを分かってて吉本に入って夢見てたのと違うのか?」。奈良県の女性(50)からも「(書面での契約は)あった方がいいけど、ないのも吉本のよいところである」と、吉本に対して同情的な意見が寄せられた。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)


7/30(火) 5:30配信 文春オンライン
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