◆インターナショナル・チャンピオンズ杯 Aマドリード7―3Rマドリード(26日、米ニュージャージー州)

 【ニュージャージー州(米国)26日(日本時間27日)=岡野誠子】Rマドリードの日本代表MF久保建英(18)が、Aマドリード戦の後半17分から途中出場した。前半だけで5失点する荒れた展開の中、後半44分に自身のミドルシュートが起点となり得点を呼び込んだ。だが同25分には自身のパスミスから失点するなど課題も残した。ジダン監督(47)は「マドリードに戻ってから見極めたい」とトップチーム残留の可否など、今後については明言を避けた。

 最後に光り輝いた。2―7の後半44分、ショートコーナーからのボールを受けた久保は、相手DFを1人かわすと左足を振り抜いた。強烈なシュートは相手GKが辛うじてはじいたが、その流れから味方が押し込んだ。両チーム合わせて10得点という乱打戦の最後の得点を呼び込んだ。

 評価の難しい試合だった。開始45秒でいきなり先制点を奪われると、前半だけで5失点。久保は1―6となった後半17分に攻撃的MFで投入されたが、3分後に両チームに退場者が出て、以降は慣れない守備的MFでのプレーを余儀なくされた。後半25分には縦パスをMFビトロに奪われると、そのまま自身もかわされ、70メートルの独走ゴールを許した。それでも試合終了間際のミドルシュートで一矢を報いた久保について、ジダン監督は「状況が悪いときに試合に入って難しかったと思う。それでもその後はいつものようにボールを使ってしたいプレーをしていた」と一定の評価を与えた。

 大きな財産となった。9日から北米ツアーに参加し、ベルギー代表MFのE・アザールら世界トップレベルの選手たちと日々トレーニングをこなした。さらに20日のバイエルン戦、この日のAマドリード戦と計73分に出場。バイエルン戦後には「(レアルは)当たり前のように速いし、当たり前のようにうまい。ゆっくり焦らずに徐々に同じレベルに上がっていければ」と話したようにこの2週間で自身の現在地を測ることができたはずだ。

 指揮官が「マドリードに戻ってから(今後)どうなるか見極めたい」と話したように、30日からのアウディ杯(ドイツ)に帯同するか、カスティージャ(Bチーム)に合流するか、結論は持ち越しとなった。それでも日本の18歳が世界に大きなインパクトを残した。

7/28(日) 6:04配信 スポーツ報知
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190727-00000313-sph-socc

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