島田紳助は、今月20日の宮迫博之と田村亮の告発会見、22日の吉本興業岡本昭彦社長の釈明会見以降、
複数のメディアの取材に応じているが、その発言はどれも会社側に寄り添うものであり、
体制への不満を打ち明けた芸人たちは一気に萎縮するだろう。

「週刊新潮」2019年8月1日号(新潮社)は島田紳助の取材を掲載。島田は宮迫博之と田村亮のことを
「大変」「かわいそう」としながらも
「岡本昭彦社長、大崎洋会長に従っていればよかった」「若気の至りでしたと頭を下げてほしい」と主張している。

 また、岡本社長は会見で「吉本興業は芸人、スタッフ含め“家族”」と強調したが、
島田も吉本興業は“家族”だと認識しているようで、宮迫側が会社との間に弁護士を立てたことを批判している。

<弁護士が法的、権利的なことを言い出すと収拾がつかんくなる。家族の間に弁護士が入ったらあかん>

島田曰く、吉本興業が芸人と契約書を交わさないことも「家族的な信頼関係があるから」だという。
しかし、この認識こそ、吉本興業がブラック企業たる所以だろう。

 会社と労働者の関係を“家族”という言葉で結びつけることは、不健全なパワーバランスを生む。
はたから見ればパワハラや暴力に値する行為も、家庭内では「愛の鞭だった」で片付けられてしまう。
圧倒的に労働者が不利な状況に立たされるのだ。

岡本社長の会見で、その象徴的な場面があった。

宮迫と田村は会見で、岡本社長から「会見をするなら連帯責任でクビにする」
「お前ら全員クビにする力があるんだ」と圧力をかけられたと明かした。
権力をちらつかせ従業員を従わせるとは “パワハラ”そのものだ。
しかし岡本社長は会見で“家族ゆえ”の厳しい言葉であった、と釈明している。

<冗談と言いますか、和ませると言いますか> <家族というか身内というか(と思っているので)、いい加減にせえよと>
<父親が息子に“勘当や”と言うつもりだった>

岡本社長を始め、組織上層部の言う“家族”とは、会社の都合の良いように従業や芸人を従わせているだけではないか。
その家族観は非常に家父長制的で、父親である組織トップの命令がいかに理不尽であっても、子供らは従うことを求められる。

島田紳助がこの件に介入したところで「家族なのだから家長である上層部に従うべき」だという考えである以上、
「対等に扱ってほしい」という芸人たちの思いは置き去りだ。
現在の吉本興業に対して不満を抱く芸人がフラットに意見を言える状況になどできないだろう。
島田紳助の登場はむしろタレントたちを萎縮させ、“黙らせる”効果を持つ。

“公開パワハラ”と表現しても差し支えないだろう。

https://wezz-y.com/archives/67966
https://wezz-y.com/archives/67966/2

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