アイドルグループ「AKB48」は、通算56枚目のシングル「サステナブル」を9月18日にリリースすることを22日、発表した。新シングルの発売は半年ぶりとなるが、ファンの驚きを誘ったのは、加入2年目のAKB48チームK・矢作萌夏(17)のセンターへの大抜てき。さらに、活動が停滞しているNGT48から1人が選抜入りしたことで、多くのファンは“疑心暗鬼”に陥っている――。

 この日、動画配信サービス「SHOWROOM」の生配信で発表されたAKBのシングル発売は、3月の指原莉乃卒業シングル「ジワるDAYS」以来、半年ぶり。注目のセンターは、昨年1月に行われた「第3回AKB48グループ ドラフト会議」で加入した現役女子高生メンバー・矢作萌夏だ。

「矢作は昨年1月のドラフト会議では1巡目最多タイの3チームが競合し、AKBチームKがくじで交渉権を獲得し、加入した。今年1月には48グループで史上最速でソロコンサートを開催し、満員となる約2000人が会場を埋めた。かわいらしいルックスに加え、ファンへの“神対応”で握手会の人気はすでにグループのトップ級です」(AKB関係者)

 8月7日には48グループ史上最速で、初のソロ写真集「自分図鑑」の発売も決定している。

 また、155人が立候補したAKBグループの歌姫の座を競う「AKB48グループ歌唱力bP決定戦」では、2位を獲得。アイドル誌編集者は「実力も兼ね備える次世代エース候補で、ファンから『逸材』『怪物』という声が出ていた。ただ、まさかこんなに早くセンターを張るとは思わなかった」と驚く。

 黄金期を支えた知名度のあるメンバーが卒業し、転換期を迎えている同グループだが、前出のAKB関係者は「AKB48の“新章”となるシングルになる」と説明した。

 初センターに抜てきされた矢作は「AKB48を背負っていく次世代メンバーとして認めていただけるように、私らしく、精一杯頑張ります!」と力強く誓った。

 さらに、AKBシングルは、SKE、NMB、HKTら姉妹グループの一部メンバーも参加するが、驚きを誘ったのは、元メンバーの山口真帆(23)への暴行事件で揺れ続けるNGTだ。

 唯一、メンバーの本間日陽(19)が選抜入りし、AKBの49枚目シングル「#好きなんだ」から7曲続けて選抜入りしていた荻野由佳(20)や中井りか(21)はなぜか選抜されなかったのだ。もともとファンの間では活動再開の道半ばだけに、「NGTメンバーは誰も選ばれないんじゃないか?」という声もあった中でのこの決定に、さまざまな臆測が流れている。

「本間だけが選ばれたことに賛否両論が巻き起こっているんですよ。荻野や中井のファンは“事件に関与があったわけではないのに、なぜ?”など複雑な心境を告白していました。一方、本間のファンは“1人でNGTに対する批判の矢面に立たされてしまうのでは?”と危惧しています。そういう中でセンターを務める矢作にも心配の声が少なくありません」(前出のアイドル編集者)

 お披露目される24日放送のフジテレビ系歌番組「FNSうたの夏まつり」には、さまざまな観点から世間の注目を浴びそうだ。

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2019年7月24日 11時0分 東スポWeb