7月12日、9日に逝去したジャニーズ事務所の代表取締役社長、ジャニー喜多川氏(本名:ジョン・ヒロム・キタガワ/享年87)の通夜・告別式となる「家族葬」が都内で行われた。
この家族葬は、ジャニー氏にとって子どものような存在でもある所属タレントとジャニーズJr.のみが参列するもの。ジャニーズ事務所退所組の参加は難しいことだった。

過去、ジャニーズ事務所を退所し、現在でも芸能の世界で活躍するスターは少なくない。
しかし、かつてはジャニーズ事務所を辞めたら芸能界では生き残っていけないというのが常識だった。

「田原俊彦(58)は94年にジャニーズ事務所の反対を押し切って独立。同年、長女が誕生した際に記者会見を開きましたが、
“僕くらいビッグになると”という“ビッグ発言”がひんしゅくを買ったこともあり、不遇の時代を迎えました。
また、ローラースケートで歌い踊るというパフォーマンスで一時代を築いた『光GENJI』の諸星克己(48)も、
95年のグループ解散とともにジャニーズ事務所から独立しましたが、その後は細々とした活動が続きました。

ところがここ最近は、元SMAPの稲垣吾郎(45)、草なぎ剛(45)、香取慎吾(42)によるユニット『新しい地図』や、
『KAT−TUN』を脱退した赤西仁(34)、『関ジャニ∞』を脱退した渋谷すばる(37)など、事務所を辞めた面々の活躍もあり、流れが大きく変わってきています。
追悼歌を歌った赤西に続き、ジャニーズを離れていった彼らが、ジャニーさんの逝去についてどんなコメントを出すのかも気になりますね」(芸能プロ関係者)

■ネットの台頭で「辞めJ」の活躍する舞台も広がる

新しい地図は、民放地上波へのレギュラー番組はゼロだが、CM、映画、舞台などで活躍。
香取の個展『BOUM!BOUM!BOUM! 香取慎吾NIPPON初個展』は来場者数10万人を突破するほどの盛り上がりとなった。

さらに香取主演の映画『凪待ち』は公開中、稲垣吾郎(45)は手塚治虫が描いたマンガ『ばるぼら』を原作とする、今年公開予定の映画で主演を務める。

新しい地図については、10月13日に、千葉・幕張イベントホールで開催される、
bayfmの30周年を記念する無料招待制イベント『幕張メッセ×bayfm 30th ANNIVERSARY THANKS PARTY』で、
草なぎと香取の『ShinTsuyo』が、同イベント第1部のMCを務めることが明らかになった。

また、ジャニー氏の逝去を受けて、SMAP5人が歌う『世界に一つだけの花』の映像も、ジャニー氏の訃報を伝えるニュース番組で頻繁に流れている。

赤西は2014年にKAT−TUNを脱退し、ジャニーズ事務所を退所。以降、ソロアーティストとして活動を続けており、
2015年には中国北京で開催された授賞式『愛奇芸尖叫之夜』で、『アジア人気アーティスト賞』と『年度音楽大賞』の2つの賞を日本人として初めて受賞。

「赤西もメディアでの露出はジャニーズ時代よりもグッと少なくなりましたが、個人事務所ということもあり、以前よりも収入もいいそうです。
現在は2人の子どもの教育のためハワイと日本を行き来する生活だということですが、ハワイには家も購入したそうです。

http://dailynewsonline.jp/article/1923886/
2019.07.15 07:02 日刊大衆