数々の男性アイドルを世に送り出した大手芸能事務所「ジャニーズ事務所」社長のジャニー喜多川(本名・喜多川拡=きたがわ・ひろむ)氏が、
7月9日午後4時47分、解離性脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血のため都内の病院で亡くなった。享年87。

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ジャニー喜多川氏近影(昨年12月) 

若手ジャニーズタレントはタクシーを飛ばして駆け付けた
この日の夜はタレントや関係者が事務所関連施設へ続々と集まった。ある若手のジャニーズタレントを乗せたタクシーの運転手が話す。

「池袋のあたりで、着の身着のままで年の若い子が走ってきて、『渋谷に行ってください!』と。『急いで』『早く』と何度も言われました。
組んだ脚を揺らして、落ち着かない様子で、電話で『いま着きます』と話していた。到着した場所にはたくさんの車が停まっていました」

《ジャニーは病に倒れる直前まで、劇場やスタジオに赴く日々を過ごしておりました。特に公演を目前に控えたJr.達に、
連日、熱心に指導する姿はジャニーのプロデューサー人生そのものであり、まさに生涯プロデューサーとしての人生を全ういたしました》

 ジャニーズ事務所が報道各社に送付したコメントにはこう記されていた。
「週刊文春」7月4日号ではジャニー氏が緊急搬送されたという一報に関連して、
氏がタレントたちに対して、まるで父親のように深い愛情をもって接していた“知られざる日常”について、下記のように報じた。
1962年の創業以来、ジャニーズ事務所が数多のスターを世に送り出してきた華々しい歴史は、ジャニー氏の並々ならぬ“タレント愛”を抜きにしては語れない。

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ジャニーさんの手料理は絶品

ジャニー氏が倒れた自宅マンションは、デビュー予備軍の「ジュニア」と呼ばれる少年たちが頻繁に出入りする“溜まり場”だった。

部屋を訪れたことがあるタレントが語る。

「高層マンションの最上階の二部屋分の広い部屋です。中央の柱には熱帯魚の水槽が設置されている。
奥にはカラオケやルームシアターもあって、ジャニーさんは目をかけた少年に合鍵を持たせて自由に使わせていました。
普段は、家政婦さんが身の回りの世話をしていたので、救急車を呼んだのはその方かもしれません」

独身のジャニー氏は日常的に自宅にジュニアを招き入れ、プライベートの大半を少年たちと一緒に過ごしていた。

「キンプリの平野紫耀をはじめ、デビュー組もかつてはよくジャニーさんの家に行っていました。
ジャニーさんの手料理は絶品で、ガーリックライスやフレンチトーストの味は忘れられない。
ジャニーさんと一緒にテレビを見たり、本音で語り合ったり。あのマンションには多くの少年の思い出が詰まっているんです」(同前)


https://news.livedoor.com/article/detail/16749408/
2019年7月10日 3時0分 文春オンライン