アトレティコ・マドリードは5日、フランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンを巡り、バルセロナに向けて声明を発表した。

 アトレティコ・マドリードは5月14日にグリーズマンのクラブ退団を発表。同選手にはバルセロナ加入がかねてより噂されているが、現時点で未だに移籍決定に至っていない。その背景に、アトレティコ・マドリードとバルセロナの関係悪化がある模様だ。

 アトレティコ・マドリードは公式HPを通じて異例ともいえる声明を発表。声明によると、バルセロナはアトレティコ・マドリードの重要な時期にグリーズマンとの交渉を行っていたという。さらに、グリーズマンの契約解除金が減額される7月以降に移籍成立を延長するよう要求してきた模様だ。クラブは次のような声明を発表してバルセロナの振る舞いを批判した。

「バルセロナとグリーズマンが3月の時点で移籍合意に至っていたことを、彼の退団が決まった後に知らされた。合意に至った時期は、我々がチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦セカンドレグでユヴェントスと対戦する直前だ」

「さらに、バルセロナの会長はグリーズマンの契約解除金が減額される7月1日以降に移籍を成立させるよう要求してきた。我々の返答としては当然”ノー”だ。これはアトレティコ・マドリードとファンに対して敬意を欠く行動だ。次の日曜日、グリーズマンにはプレーシーズンの練習参加を義務づける」

「グリーズマンに我々との契約関係を断ち切るよう誘導したバルセロナに対して、強い不快感を表明する。ユヴェントスとの試合だけでなくリーガ・エスパニョーラでも重要な時期であったため、バルセロナはアトレティコ・マドリードとその何百万人ものファンに大きな損失をもたらした」

 今回の声明から、アトレティコ・マドリードとバルセロナの関係が良好でないことが伺える。果たしてグリーズマンのバルセロナ加入は決定するのだろうか。

7/6(土) 10:11配信 サッカーキング
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