ネックになるのは移籍金

今年1月にトルコのベジクタシュへのレンタル移籍を果たした香川真司。
現在はローン期間を終え、所属元のボルシア・ドルトムントに籍を戻しているが、来シーズンの構想には入っておらず、今夏の移籍が確定的だ。

その新天地が注目を集めており、スペインのセビージャやベティス、イングランドのウェストハム・ユナイテッドやエバートン、WBA(2部)などが候補に挙がっている。

そんななか、ベジクタシュへの完全移籍の可能性が高まりつつあるようだ。トルコ紙『Turkiye』が報じている。

記事によると、トルコ代表監督に復帰したシェノール・ギュネシュの後任として招聘された新指揮官アブドゥラー・アブジュが、
香川の“再獲得”を望んでおり、クラブは幹部のフセイン・ユチャル氏を日本に派遣。大阪で本人と会い、年俸240万ユーロ(約3億1200万円)の3年契約のオファーを提示したという。
 
この熱意に打たれたのか、スペインでのプレーを望んでいる香川も、完全移籍に前向きな姿勢を見せている、と記事は綴っている。

ただ、ネックとなるのがドルトムントへ支払う移籍金だ。その額は1000万〜1200万ユーロ(約13億〜15億6000万円)程度と見られており、ベジクタシュが30歳のMFに注ぎ込める額ではない。

もっとも、ドルトムントとしても、もはや構想外で1年後には契約切れでタダになってしまう香川を何とかして今夏のうちに売却したいのが本音だ。両クラブのせめぎ合いはどんな決着を見るのか。はたまた、他のクラブが争奪戦を制すのか。

日本代表戦士の動向に、熱い視線が送られている。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190629-00060748-sdigestw-socc
6/29(土) 16:36配信