女優の広瀬すず(20)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「なつぞら」(月〜土曜前8・00)の第11週の平均視聴率が21・0%(ビデオリサーチ調べのデータを基に算出、関東地区)だったことが17日、分かった。初週から第10週までに続き、11週も大台を超えた。

各日の番組平均は、
10日=20・7%
11日=21・7%
12日=20・6%
13日=21.0%
14日=20・9%
15日=20・9%と全話で大台越えだった。

初回22・8%と今世紀最高のスタートを切り、週平均も初週22・1%、第2週22・2%、第3週22・6%、第4週22・5%、第5週20・7%、第6週21・3%、第7週22・1%、第8週21・6%、第9週20・8%、第10週20・4%と絶好調をキープしていた。

 戦争で両親を亡くし、北海道・十勝の酪農家に引き取られた少女・奥原なつ(広瀬)が、高校卒業後に上京してアニメーターとして瑞々しい感性を発揮していく姿を描く。

 節目の朝ドラ通算100作目。大河ドラマ「風林火山」などで知られる脚本家・大森寿美男氏(51)が2003年後期「てるてる家族」以来となる朝ドラ2作目を手掛けるオリジナル作品。主題歌「優しいあの子」はスピッツが書き下ろした。9月28日まで全156話。

 第11週は「なつよ、アニメーターは君だ」。東洋動画で働くなつ(広瀬)たちは、数万枚に及ぶ動画を描き上げ、長編アニメ映画「白蛇姫」を完成させた。風車に帰ると、新婚旅行で東京を訪れていた照男(清原翔)と砂良(北乃きい)の姿があった。思い出話に盛り上がる中、咲太郎(岡田将生)も帰宅。2人の兄が初めて顔を合わせる。数日後、咲太郎の劇団の公演が幕を開け、なつは雪次郎(山田裕貴)と共に訪れる。主演女優・亀山蘭子(鈴木杏樹)とも会い、なつは大きな刺激を受ける。そんな中、なつに再びアニメーターになるチャンスが回ってくる…という展開だった。


2019年06月17日 10:08芸能
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