0001朝一から閉店までφ ★
2019/06/09(日) 20:35:21.72ID:qrsRAQy59ギョーム・ブラック
https://cdnx.natalie.mu/media/news/eiga/2019/0609/shichigatsunomonogatari_201906_03_fixw_730_hq.jpg
「7月の物語」のQ&Aが6月8日に東京・ユーロスペースで行われ、来日中の監督ギョーム・ブラックが登壇した。
「7月の物語」ポスタービジュアル
https://cdnx.natalie.mu/media/news/eiga/2019/0426/shichigatsunomonogatari_201904_13_fixw_640_hq.jpg
「女っ気なし」「やさしい人」で知られるブラックが、フランス国立高等演劇学校の学生たちと作り上げた「7月の物語」。レジャーに出かけた若い女性2人組ミレナとリュシーに芽生え始めた友情と、そこに走る亀裂を描いた「日曜日の友だち」、革命記念日で盛り上がる7月14日のパリを舞台に、帰国を控えた留学生ハンネが散々な1日を過ごす「ハンネと革命記念日」の2部構成となっている。
企画はフランス国立高等演劇学校で行われた、カメラの前で芝居を実践するワークショップからスタートしたという。当時を「もともと映画を作る予定はなく、予算もなかった。しかし私には映画を作りたい気持ちがありました」と振り返るブラック。映画への出演経験がある俳優はおらず、雇えるスタッフもたった3人という状況だったが、それぞれ5日という短い撮影期間で、2016年7月のバカンスの始まりに浮き立つ若い男女の戯れを捉えた。
これまで16mmフィルムを好んで使っていたブラックだが、予算の関係もあり本作では初めてデジタルカメラでの撮影に臨んでいる。ブラックはフィルムから得られる映画に必要なポエティック、繊細さの重要性を説きつつ「最終的にはデジタルカメラでの撮影を楽しむことができました。デジタルを経験してしまった今、今後予算があってもフィルムを選択するかは疑問です」と明かす。2013年の「やさしい人」制作時には「フィルム撮影以外はあり得ない」という思いだったが、「デジタルカメラは画面に厳格さが宿り、とても慎重にフレームを考えることを余儀なくされます。デジタルが映画の暴力性、厳格さをうまく表現できる一方で、フィルムはどうしても映像に優しさを備えてしまう」と持論を展開した。
「小さな予算のシンプルな映画を撮るという“控えめさ”に合っていた」という理由で、「7月の物語」ではスタンダードサイズの画面比が選択された。ブラックは「俳優の顔や体、手を同じ画面で撮影するのに適しています。予算がないことを強調しましたが、もちろん映画史の中で多く使われてきた美しい画面であり、このサイズを選択する喜びも私の中にありました」と付け加える。
===== 後略 =====
全文は下記URLで
https://natalie.mu/eiga/news/334761