アイドルグループ「KAT-TUN」の中丸雄一さん(35)が、大麻取締法違反の疑いで逮捕された田口淳之介容疑者(33)をめぐる一部の憶測に反論したことに、
ファンらから「ありがとう」の声がインターネット上に相次いでいる。

 中丸さんが否定したのは、田口容疑者が送検時に「微笑み」のような表情を浮かべていたことに関するさまざまな憶測だ。「カメラを向けられると口角が上がるクセがある」
として、「(表情に)深い意味はない」と訴えたのだ。

■「深い意味はなくて、クセ」

 中丸さんは2019年5月26日朝放送の情報番組「シューイチ」(日本テレビ系)に出演。2001年のグループ結成から、16年に田口容疑者が脱退するまで、
約15年にわたって活動を共にしてきた元メンバーの逮捕について、神妙な面持ちでコメントした。

 まず中丸さんは、逮捕を知った際の心境について「心底残念ですし、ひっくり返りましたね」と振り返る。そのうえで、

  「元メンバーなので、最後まで信じたかったですけど、使用の供述もあると聞いたので、そうなると擁護する点は1つもないかな、と思います」

と厳しい。さらに続けて、「KAT-TUNだった頃のファンの人たちも裏切る行為だということを、彼はわかってやっていたのか聞いてみたい」と辛らつな意見を重ねた。

 ただ、田口容疑者が送検時、うっすらと笑ったような表情をしていた件について尋ねられると、中丸さんは、

  「口角が上がっていたことに対して、いろいろ分析されている方がいると思うんですけど...」

と一言。田口容疑者の表情をめぐる憶測について、次のように反論したのだ。

  「学生時代から知っている者としては、これはシンプルな話で、カメラを向けられると口角が上がるクセがあります。たぶん、表情に関しては深い意味はなくて、
そのクセが出てるのかな。表情を見ていると昔のことを思い出したんで、これは合っていると思います」

 田口容疑者の「微笑み」をめぐっては、複数のメディアがその心理を分析していた。例えば、日刊スポーツ(ウェブ版)は5月25日の記事で、精神科医の香山リカ氏の
コメントを掲載。香山氏は田口容疑者の表情について、

  「スターだった自分が逮捕、取り調べを受けている実感が持てなく、ドラマの中にいるような心境なのでは」

と分析していた。また、ウェブメディア「ハーバービジネスオンライン」は26日朝、「表情分析の専門家」だという男性による分析記事を掲載。文中では、

  「恥や罪悪感表情を浮かべていない田口容疑者は、社会的ルールを破ったという意識が希薄なのだと考えられます」

などと指摘していた。

 なおJ-CASTニュースでも、「逮捕の田口淳之介、『笑顔』の心理とは?」と題した記事を23日に掲載。心理学博士の男性のコメントとして、「犯した悪事の重大性を
薄めようとしての表情と言えるでしょう」などの分析を紹介していた。

 こうした様々な憶測に対して、親交のあった中丸さんが「クセ」「深い意味はない」などと当人をフォローするような発言をしたことについて、田口容疑者や
KAT-TUNのファンとみられるユーザーからは、

  「もやもやがいっこ晴れた、ありがとう中丸さん」
  「中丸くんが田口についての精神科医の表情分析をぶった切ったのが爽快」
  「田口の表情については、中丸はいっておきたかったのだろうと...結構色々言われてたもんね」

といった感謝の声がツイッターに続々と寄せられている。

JCASTニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190526-00000003-jct-ent
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