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物議を醸している右翼政党「フォー・ブリテン」の党首であるアン・マリー・ウォーターズは自身の政党への支持を表明しているモリッシーに感謝のメッセージを伝えている。

モリッシーは先日、アメリカでのツアー中に「フォー・ブリテン」のバッジを身に付けていたことが話題になっているほか、テレビ番組「ザ・トゥナイト・ショウ・スターリング・ジミー・ファロン」にも当該のバッジを付けて出演している。

「フォー・ブリテン」党はイギリス独立党の党首選に敗れたアン・マリー・ウォーターズによって2017年に設立されている。モリッシーは昨年、物議を醸したインタヴューの中で人種差別主義やイスラム教の「ハラル認証」とISISとの関連について語っている。また、モリッシーはヒトラーについて「左翼」だったと語っているほか、ロンドン市長のサディク・カーンについては「まともに喋ることができない」としている。モリッシーはその後、「フォー・ブリテン」党への支持を表明する公開書簡を投稿し、その中で人種差別やファシズムについて「軽蔑する」と綴っている。

今回、アン・マリー・ウォーターズはモリッシーへの感謝を語った動画をYouTubeに投稿している。

「イギリス独立党の党首選の時から支持してくださっていることに感謝しています」とアン・マリー・ウォーターズは語っている。「多くの露出をしてくださって、ありがとうございます」

彼女は次のように続けている。「あなたが『フォー・ブリテン』のバッジを付けていることが報じられたことをきっかけに、私たちのウェブサイトのアクセスは急上昇しました。見たところ、どこへ行くにもバッジを付けていただいているようですね。バッジは売り切れてしまいましたが、嬉しいニュースとして、さらに追加で販売することになりました。バッジは飛ぶように売れています。本当にありがとうございます」

アン・マリー・ウォーターズはさらに次のように語っている。「感謝します、モリッシー。いつかお会いできることを願っています。『デイリー・メール』にも感謝します。ヒステリックな報道を続けてください。反対の影響が私たちにはもたらされています。皆さんのおかげで、人々が私たちに興味を持ってくれているのです」

アン・マリー・ウォーターズが投稿したメッセージ動画はこちらから。
https://www.youtube.com/watch?v=3IsJ2Wkaa1g

モリッシーは昨年、「フォー・ブリテン」党を支持する理由に言及して、保守党と労働党による政権争いの繰り返しにウンザリしているためだと語っている。一方で、人種差別主義者だとする批判は強く否定している。

「僕は今、アン・マリー・ウォーターズが率いる『フォー・ブリテン』という新党を支持しているんだ」とモリッシーは語っている。「どこかの政党に投票するのは僕の人生で初めてのことだよ。僕もようやく希望が持てたんだ。与党が保守党から労働党になって、また保守党に変わって、労働党に戻るっていうのを繰り返すのは、無意味だと思っているんだよ」

「フォー・ブリテンはいかなるメディアの支援も受けていないし、よくある子供みたいな人種差別主義者呼ばわりの批判をされてきた。だけど、人種差別主義者という言葉は、『私に同意しないならあなたは人種差別主義者です』っていうこと以外にはもはや意味のない言葉だと思っているんだ。人々はこんなにもすっかりバカになってしまうんだよ」

(以下省略つづきはウェブで!)