フィギュアスケートのアイスショーを鑑賞するバスツアーを企画した神戸市の旅行会社が、取り決めに反して、羽生結弦選手が出演する情報を事前に公表したため、バスツアーを中止したことがわかりました。
インターネット上では、旅行会社の対応を批判する投稿が相次いでいます。

神戸市中央区の旅行会社「神戸新聞興産」は、来月7日から9日にかけて市内で開かれるフィギュアスケートのアイスショーを鑑賞するバスツアーを企画していました。
このアイスショーには、羽生結弦選手が出演する予定で、ショーの主催者が今月10日に公式に発表する予定でしたが、旅行会社はその前日の9日に、自社のウェブサイト上で情報を掲載していたということです。

こうした対応は取り決めに反するとして、チケットを仲介する会社がアイスショーのチケットの引き渡しを拒否したため、旅行会社は14日、バスツアーの中止を決めました。
バスツアーにはすでに90人が申し込み、料金を払い込んでいましたが、旅行会社は、一人一人と連絡を取り、謝罪したということです。

これについてネット上では、「ショックで泣きそうだ」とか、「救済措置が必要だ」などと、旅行会社の対応を批判する投稿が相次いでいます。
「神戸新聞興産」は、「お客様に多大なご迷惑をかけ、申し訳ありません。こうした事態が二度と起こらないように努めます」と話しています。

05月15日 17時34分
関西 NEWS WEB
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20190515/0015580.html
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