SMAPのツートップと言われていた中居正広と木村拓哉。
しかし、その間柄は長年“不仲”と噂されており「週刊文春」2019年4月25日号(文藝春秋)は、中居はSMAP解散の原因をつくった木村を今でも許していないと報じている。

同誌によると、中居は趣味の麻雀や親しいスタッフ、芸人仲間と飲んでいる際、仕事の話しをすることは滅多にないという。それでも「木村は許せない」「あのとき木村が裏切らなかったらな」と、
SMAP解散騒動があったときに木村拓哉がジャニー時事務所に残留すると決めたことを恨むような発言はするというのだ。

「週刊文春」では今年1月にも、中居の「木村は許せない発言」と過去の不仲エピソードを掲載しており、二人の確執は相当深いという見解のようだ。
同誌2019年1月31日号では、中居正広のイジメが原因で木村拓哉が仕事をボイコットしたこともある、とまで伝えていた。

同誌によれば中居正広と木村拓哉はSMAP結成当時からライバル関係であり、『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)ではMCとしてトークを進行する中居が木村のトークを故意に遮るなどの“イジメ”もあったとしている。

そんな状況に嫌気が差したのか、ある日、木村の妻である工藤静香がSMAPのマネージャーであった飯島氏に「拓哉が行きたくないって言ってるんだけど」と電話をかけたこともあったという。
なお、飯島氏は「いいから黙って連れてきなさい」と静香を一喝したそうだ。

ただ、この騒動があったとされるのは今から5、6年前のこと。10代ならまだしも40歳を過ぎたいい大人が「仕事に行きたくない」と家族に電話させるとは、にわかには信じがたい。
木村のイメージが崩壊するような記事であることは間違いないだろう。

そもそも「木村拓哉の裏切りがSMAP解散のひきがね」と決め付けるのはいささか単純に過ぎる。SMAPがジャニーズ事務所を離れるおおもとの原因は、メリー喜多川氏によるSMAPチーフマネージャーへのパワハラだろう。
メンバー間の諍いに終始しては、本質を見失うのではないか。そして当事者である中居が、同じく当事者である木村の立場をわかっていないはずもなく、「木村が裏切らなければ」などと怨み節を吐いているとは考えづらいのだ。

SMAPの最年長であった中居正広と木村拓哉のライバル関係や不仲説はファンの間でも囁かれてはきた。だが、幼稚なイジメを展開するような関係ではなく、あくまでも「ベタベタした仲良しではないが、
信頼関係はある」とみる向きが強い。その根拠のひとつは、2013年に放送された「SMAP5人旅」だろう。

中居正広はSMAPの歴史を思い出し号泣
 
『SMAP×SMAP』は「歌の収録」と騙して5人をテレビ局に集合させた後、結成25周年を祝して「5人旅」を決行。昼間は大阪で観光を楽しみ、夜はスナックのカラオケに行きSMAPの曲を歌ったのだが、
『BEST FRIEND』が流れると中居正広は「ヤバイ、泣きそうになっちゃった」と言いながら号泣したのだった。

後日のラジオ番組『中居正広 ON&ON AIR』(ニッポン放送)で中居は、号泣した理由とSMAPメンバーの関係性について以下のように語っている。

<それこそ、歌番組がなくて歌が売れない時とか、会社の人から怒られたとか……よくわかんない、そんなの。でも、なんとかやってかなきゃいけないからね。そんなの(気持ち)が全部……全部、出てきたんじゃないの>
<やっぱ緊張感のある5人だから成立するもので。やっぱり、僕らっていうのは“なあなあ”ではないグループなので。他のグループの話を聞くと、メンバー同士でご飯食べに行くとかってよく聞くんですけど、そういうの一切無いグループですから>
<ある意味やっぱ、SMAPはもうちょっとピリッとするからね。やっぱり僕は、ほどよく距離を置きたいタイプなので>

wezzy / 2019年4月20日 7時5分
https://news.infoseek.co.jp/article/wezzy_65268/